だいぶ寒くなってきましたが、稽古してきました。
今回は稽古前に劇団代表と少しだけ打合せ。
今後の劇団の方針のすり合わせというか方向性を話し合ってました。
で、話し合った内容は、稽古で劇団員に共有したのですが、
稽古時間を1時間も使ってしまう長丁場の共有会となっていましました。
(それだげ、劇団と劇団員にとって大切ってことです。)
まずひとつ目は、今後の方針。
今まで、年1回の公演のみだった劇団年輪ですが、
来年あたりから、年1回以上の何かしらの発表会を1つは作っていこうと考えております。
今までの歴史を大切にしつつ、新しいことにチャレンジしてみて、
今後、どうなっていくのかを模索したいと思います。
そういう意味では、若メンバーも増えてきたので、そういったところの力も借りたいと思います。
次は、写真の取られ方について。
うちの劇団は稽古中に劇団員が写真を記録として撮っていたりするのですが、
役者の劇団員には写真の取られ方を練習してくださいとお願いしています。
これも稽古のいっかんで、自分はどう取られると良いのかとか、
モデルさんに近いのですが、画面への写り方を知っているのは悪いことではありません。
みなさんも経験があるかもしれませんが、意外と自分の事がちゃんと認識出来ていません。
録音した声を聞いたら、違和感があった。気持ち悪かったなどは、あるあるですね。
自分のイメージしている声と実際に出ている音には、慣れないとだいぶ違和感があって聞こえます。
それと同じで、公演のビデオを後で見返すと、思った以上に姿勢が悪い、動けていないというのもあるあるです。
みんな、そのときはやっているつもりなんですが、見てる側からすると何も感じられないということがおきます。
これは、完全に役者側の力量不足です。
そういった、自分を振り返る意味でも、写真に写るのが上手になってほしくて、
劇団員には写真の取られ方とお願いいしています。
ですが、裏方だったり、SNSへの写真利用はちょっとみたいな話もあり、
我が劇団では一定のルールを定める事にしました。
で、それを僕自身が忘れて、稽古場の雰囲気でルールと違うことをいってしまうときがあるので、
劇団員だれもがチェックできるようにガイドラインとしてまとめました。
言葉は大層な言い方をしていますが、10行に満たない、いくつかのお願いと注意事項が書いてあります。
劇団は会社ではありませんが、複数人が集まって一つの目標のために協力するのは、会社と何も変わりませんので、
人数が増えてくると意識も思いもバラバラになってくるので、ルール共有させていただきました。
劇団員からは意見もいろいろいただきましたが、
まずは、ルールスタートとしては、みなさん異論なく、進められそうです。
打合せに1時間も使ってしまったので、
基礎稽古はちょっと端折り目に実施。
ただし、見学者さんが2名いらしたので、説明はなるべく丁寧に実施したつもりです。
(ちゃんと伝わっているかは、わかりませんが・・・。)
基礎稽古が終わったあとは、台本稽古をしました。
台本を持ちながら、実際に動いてみて、
行動しながら台本を演じるのですが、
はじめてや、経験の浅い劇団員は、苦労していました。
まずは、台本には細かい動きの指示が書いていないので、
セリフのやり取りや、他の役者の動きから、自分の動きを
見つけ出さないといけません。
さらに、これは正解という、決まったものがないので、
実は何でもありです。
ですが、何でもありなのに、何をしたらいいかわからなくなります。
一般的にも何かに縛られている方が考えやすいのですが、
何もかもが自由だから、逆に何をしたらいいのか迷います。
一応台本には何をして欲しいかわかるようには書いているのですが、
細かく書いていないので、役者は迷います。
すごく、迷ったみたいです。
あと、わざわざ道具を用意して、それを使うように誘導したのですが、
イメージの違いから道具を使ってくれませんでした。汗
(そこは完全に予想外)
道具があったら、使おうとするのが、僕の意識だったのですが、
演者は、その道具は使えないと位置づけたようです。
細かく説明していないので、そういうこともあるよなと思いました。
今回、初めて台本をつかった稽古をしてみましたが、
公演台本ではなく、稽古を目的とした台本の稽古は本当に難しいと感じました。
稽古なので、物語を長くするわけにもいかず、
だいたい目標5分ぐらいにしたいのですが、
そうした場合に、だた会話するだけではなく、お芝居として成り立つ台本。
結構難しいです。
今回、そのためだけに台本を作ってみましたが、
目標を達成出来ているのか正直疑問です。
12月はこの台本を使って稽古しながら、
台本稽古のやり方を模索していきたいと思います。
最後に本日新たに2名の見学者さんが
新しい劇団員となりました。
このご時世に勇気を持って、参加くださるは、
本当に嬉しいです。
来年の公演に向けて頑張っていきます。