予想外のトラブルを乗り越え、予定より1日遅れてビリニュスの空港に降り立ちました。
ビリニュスでの宿泊はAirbnbで予約したスビャータさんのお宅です。
お仕事の合間に鍵を受け渡してくれるというので、空港からバスに乗って、待ち合わせ場所の鉄道駅まで移動します。
窓から町を眺めていると、とても首都とは思えないほどこじんまりとした風景です。
まぁ、どんな国も空港から町の中心へ続く道というのは、殺風景なんですが、ビリニュスは町の中心部に入ってもあまり大きな建物がなく、終点の鉄道駅についても、
え?これが日本で言うと東京駅ってこと?
みたいな小さな広場に到着したので、恐る恐るバスを降りたのでした。
リトアニアってEUと東欧のちょうど真ん中のような雰囲気だなぁと思いました。
スビャータさんは顔は険しいながら、とてもちゃきちゃきとした女性で、鍵とお家までの行き方を書いたメモをくれました。
そのメモによると、最寄りのバス停を降りた後の道のりが割と複雑そう…
思いの外バスに揺られたので、不安に駆られましたが運転手さんに教えてもらって無事最寄りのバス停で降り、メモを頼りに団地のお部屋を探します。
4月後半なのにすごく寒いなぁと思いながら歩いていると、日陰に雪の塊発見!
ゆ、雪が溶けてない?
一体今何℃なんだ!?
どうりで凍えるはずだよ。
空は晴れ渡っているんですが、とっても寒いんです。
こちらがお部屋の様子です。
建物自体もそうなんですが、内装も東欧っぽいですね。
自力で内装工事をしたっていう感じが伝わってきます。
前の日の晩は空港で夜を明かしたので、さすがにぐったり疲れてしまいました。
今日はゆっくり休んで、明日ビリニュス旧市街のリネンショップ巡りをすることにします。
まずは食料品を調達がてら、大好きなスーパーマーケット巡りに出かけることにしました。
最寄りのスーパーは小さいながら必要なものは一通り揃っているようです。
大好きなお酒コーナーからスタート。
わぁ、ビールの種類が多いですね。
リトアニアはワインよりもビールを飲むのかな。
そしておやつコーナー。
素朴で味の想像がつきそうな箱詰めクッキーが並んでます。
こういうのは本当に東欧でもよく見るお菓子です。
量り売りでセルフサービスで買えるので、少しずつ色々な味を試すことができます。
乳製品コーナーはどうかな?
お!リトアニアのオリジナルメーカーの商品が多そうですね。
それにしてもリトアニアは物価が安いなぁ。
EUの商品展開とレベルで、東欧並みの価格って、とっても住みよさそう。
私が当時住んでいたクロアチアは他に褒めるところもたくさんあるんですが、どういうからくりなのか、食事だけはかなり残念な国だなぁと感じてました。
物価が高く、ロジスティックの問題なのか鮮度が低く、国内にいい食品メーカーが少ないので、スーパーでも結局は他のEUの国の商品を購入してました。
自国の食品メーカーの質が高いって、とても大切ですよね。
そしてお待ちかね、お惣菜コーナーです。
わー!!すごい~!私の好きな東欧っぽいお惣菜がたくさんあります。
写真の中央から左にかけては、各種フライですね。
お魚のフライをマリネ液につけたものや、カツレツ系のものもチーズを挟んだりしてひと手間かけてあるタイプのお惣菜です。
左側に写っているのはサラダ類です。
ニンジンやビーツのラぺ風のものの他にも、グリンピースやコーン、カニカマやお魚の酢漬けが入ったボリュームのあるサラダもあり種類が豊富です。
私、ずっと、こういう東欧系のお惣菜を欲していたんです。
サラダとお魚のフライ、ビールとクッキーを数種類買って帰り、遅いお昼ご飯を食べたところでスビャータさんが帰宅。
溜まった洗濯物を洗濯機にかけている間に、お茶を飲みながらスビャータさんとおしゃべりをしました。
彼女の旦那さんは大学教授で、今日は地方で学会があったため帰宅が遅いそうです。
また娘さんと息子さんはそれぞれ独立して別々に住んでいるので、今は夫婦二人暮らし。余った部屋を利用してAirbnbに登録したとのことでした。
クロアチアが暖かかったので、この旅行に持ってくる服を間違えてしまって、毎日寒くてびっくりしてる、と伝えたら、娘が置いて行ったものだけど、とセーターを貸してくれました。
ちょっと個性的なデザイン(赤いチョッキ?)とチクチクする肌触りだったので、外出する際に着ていくのは断念しましたが、気持ちは嬉しかったです。
この日は疲れがたまっていたし、何よりここは結構な郊外だったので、観光にでかけることなく早めに就寝することにしました。
熱いシャワーを浴びて、横になって寝られるだけで幸せですね。明日からはまたガンガン活動するぞ!