リネンの魅力に出会う旅-2017年4月-国境で警察に列車から降ろされた編① | おすすめリネン通販 ねんねん

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『東欧を旅するリネンのお店・ねんねん』店主が綴る、
リネンのこと、旅のこと、東欧の暮らしのこと

これまで旅行してきて何回かひやっとしたことがあります。

大体低予算の旅なので優雅とは程遠く、空港で仮眠を取るとかは日常茶飯事です。

トラウマになった成田空港での預け荷物超過11万円宣告や(チケットは往復価格7万円だったのに)、ローマでの空港間違いによる乗り遅れetc大小があるにせよ、さすがに警察沙汰になったことはありませんでした。

それが今回、法律に触れ、国境で警察に列車から降ろされてしまいました。

嫁入り前なのに前科(!?)がついてしまったの?

大した話でも、何の教訓にもならないエピソードですが、読み流してもらえると嬉しいです。

ベラルーシ滞在3日目、朝10時。

リネンメーカーとのミーティングも好感触だったし、すべて予定していた通りに行ったので、とても満足した気持ちでミンスク発、リトアニアのビリニュス行の列車に乗り込みました。

なんてったって、リトアニアはEUだし、これまでの旅行よりは何でもスムーズに行くだろう、と考えると嬉しくて、駅のキオスクで500mlの缶ビールとさきイカのような(ただし信じられない位しょっぱかった)おつまみを買って、最新式のきれいな列車に乗り込みました。

国境まで2時間半程度。14時頃にはビリニュスに到着予定です。

列車が駅を出ると早速ビールをぷしゅっと開けて飲み始めました。

うとうとしていると国境駅で列車が止まり、国境警察がバスポートチェックのため車内に乗り込んできました。

見渡す限り、この列車で私は唯一の東洋人だったのですが、私が持っているのは日本のパスポート、ケチなんてつくはずがありません。

ところが、警察に提出したパスポートがなかなか戻って来ず、最初に来た警察官がどうやらロシア語で降りろといっているような気がします。

ロシア語はわかるのか、という質問に、「Niet(いいえ)」と答えると、英語が話せる女性の警官がやってきて

「わかってると思うけど、あなたは列車で国境を超えることはできないの。5日間の滞在ビザが免除になる条件は、飛行機でベラルーシに入国して、飛行機で出国すること。だからあなたは飛行機でベラルーシを出国しなければならないわ。」

と淡々と告げました。

え、えぇ~!!わかってなかったです。

私の確認が足りてなかったのがもちろん一番悪いです。

ただ入国について飛行機を使うという条件についてはみんな何度も念押ししてくれたけど、出国についての条件は新しく変わった法律ゆえよく理解していなかったのか話題に上ることはありませんでした。

入国について審査が厳しい国はたくさんありますが、出国に関してはほとんどの国はノーチェックで出すことも多かった印象があり、私もまさか出国条件がついていようとは考えもしませんでした。

みんなの冷たい視線の中、(ほろよい)で荷物と共に、国境の駅で降りることになってしまいました..

まだまだ旅の途中。どうなるの?私…?

#東欧を旅するリネンのお店・ねんねん