こんにちは。今日の考察はWii編です。


2008年のWiiは8月24日までで203万5354台を販売、ほぼDSと同じペースで売れています。

他機種との比較はこちらからどうぞ。


Wiiの売れ筋ソフトは

「Wiiスポーツ」、「はじめてのWii」、「WiiFit」、「大乱闘スマッシュブラザーズX」、「マリオカートWii」

など、DSと同じく任天堂さんが多いです。


しかしDSと決定的に違うのはWiiは

サードパーティ(カプコンやスクエニなど、ハードに縛られずにソフトを出せる会社)がかなり弱いことです。

スクエニさんが去年の夏に発売したドラクエソードが約50万ですが、

それから発売されたサードのソフトがどうもあまり元気がありません。


それとWiiはどうも夏の終わりごろから普及スピードが落ちてくる傾向にあるようで、

今年も去年同様少し落ちていっています。


Wiiは据置き機の中では2万5000円とPS3と比べてお安いのですが、

どうも周辺機器が多くて楽しもうと思うと見かけ以上にお金がかさんでしまいます。

これからも任天堂さんから「Wiiモーションプラス」というものが出てくるらしいです。


と、このように普及スピードこそは中々のペースなのですが、どうも課題の多いハードであると

私は思ってしまいます。


任天堂は普段あまりゲームをしない人やファミリー層の方に

まず家族で楽しめる、楽しそうというイメージをCMでアピールしました。

実際このような方々はWiiで楽しめていると思いますが、

ゲーマーの方々にはアピールポイントが不足しています。

そのような中でファミリー層向けのソフトが苦手なサードパーティが

ゲーマー向けのソフトを出したところでなかなか売れるわけがありません。

その後も任天堂は上手く家族で楽しめるソフトを出していき、ファミリー層をさらに拡大していきました。


これがサードのソフトがあまり売れないカラクリだと思います。

もちろんいつまでもサードが売れないということはないでしょうが、どうも引っかかるものがあります。


悪いことばかり書いてますがもちろんWiiの良いところもあります。

まずバーチャルコンソール(以下VC)でファミコンやスーパーファミコンなどの

ゲームが遊べることが挙げられます。


「僕のWiiはVC専用機だぜ」


という人もいるくらいです。

PSアーカイブス に比べると高い部分もあるのですが、

色々な機種のソフトが遊べるというのは十分過ぎるウリです。


もちろんリモコンを使った独特の遊びができるのはWiiの特権です。

これからモンスターハンターシリーズの最新作も出ますし、

リモコンをどう使って遊ぶのかは注目です。



Wiiの累計販売数は約650万台。

Wiiはハードとしてはかなり異色な存在なので、

任天堂の悪いところ、任天堂の良いところ、サードパーティの悪いところが

顕著にあらわれたのだと思います。

モンハン3の発売でサードパーティの良いところももっと出てくるのを期待したいです。