はじめに
こんにちは。
今日は、認知症の母を介護するために仕事を辞めた58歳女性の物語をご紹介します。
このお話はフィクションですが、日本全国で実際に起きている「介護離職」「認知症介護」「老後不安」をテーマにしています。
もし今、ご家族の介護で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、ぜひ最後まで読んでみてください。
母を守るために選んだ介護離職
直子さん(58歳)は認知症を患う78歳の母と二人暮らしでした。
昼は会社で経理の仕事をしながら、朝晩は母の介護。
最初は何とか両立できると思っていました。
しかし認知症は少しずつ進行していきます。
同じ質問を何度も繰り返す。
家の鍵をなくしたと騒ぐ。
夜中に突然外へ出ようとする。
仕事中にも何度も電話が鳴り、そのたびに職場を抜けなければなりませんでした。
そしてついに直子さんは、大切な仕事を辞める決断をします。
「母を守れるのは私しかいない」
そう思っていたのです。
介護離職の後に待っていた現実
ところが介護離職後の生活は、想像以上に厳しいものでした。
収入が減る不安。
老後資金への心配。
社会とのつながりの喪失。
そして24時間続く介護。
誰にも相談できず、一人で抱え込んだ結果、直子さんはある朝突然倒れてしまいます。
病院で医師から告げられたのは、
「極度の疲労とストレスです」
という言葉でした。
その時初めて気づいたのです。
介護する人が倒れてしまえば、介護そのものが続けられなくなることを。
介護中にやるべきこと
介護経験者や専門家が共通して伝えていることがあります。
① 一人で抱え込まない
介護は家族だけで背負うものではありません。
地域の支援制度や介護サービスを積極的に利用しましょう。
② 地域包括支援センターへ相談する
高齢者や家族介護者の総合相談窓口です。
介護保険、認知症、介護施設など様々な相談が可能です。
③ 自分自身の時間を確保する
介護を長く続けるためには休息も必要です。
休むことは決して悪いことではありません。
介護中にやらない方がいいこと
❌ 全てを自分だけでやろうとする
責任感が強い人ほど危険です。
介護疲れや介護うつの原因になります。
❌ 家族へ相談しない
離れて暮らしていても協力できることがあります。
遠慮せず助けを求めましょう。
❌ 自分の健康を後回しにする
介護者自身の健康管理は最優先です。
困った時に相談できる公的支援制度
■ 厚生労働省 地域包括ケアシステム
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/
高齢者や介護家族向けの総合支援制度について案内されています。
■ 地域包括支援センター検索
お住まいの地域名+「地域包括支援センター」
で検索すると最寄りの相談窓口を探すことができます。
例:
- 新宿区 地域包括支援センター
- 横浜市 地域包括支援センター
- 名古屋市 地域包括支援センター
■ 公益社団法人 認知症の人と家族の会
認知症介護に関する相談や家族会の情報を確認できます。
最後に
介護は愛情だけでは続けられません。
だからこそ、
「助けてほしい」
「少し休みたい」
そう言える勇気が必要です。
介護は一人で頑張るものではありません。
家族、地域、専門家の力を借りながら続けていくものです。
もし今、介護で悩んでいる方がいたら、どうか一人で抱え込まないでください。
あなた自身の人生も同じくらい大切なのです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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