伊勢崎市で「コミュニティコーディネーター」養成始まる。

ご訪問ありがとうございます。
開国人活用トレーナーのあさみけいこです。

今週は久々の雪に翻弄されました。
日曜日は久しぶりに大泉町時代の保育園のお友達と遊び、
太田で映画を見てにっこり別れたその翌日、
カーテンを開けたら一面銀世界！でしたから。

さて、今日は１月１５日の朝日新聞朝刊の地域ページに出ていた記事から
思ったことを書こうと思います。

この記事によると、
群馬県伊勢崎市で「コミュニティコーディネーター」養成講座を始めた、
とのことです。

これは地域に定住する外国出身の方に日本語を学んでいただき、
その方に外国の方への日本語教室を開いていただこうという試みです。

県の委託を受けて
NPO法人「いせさきNPO協議会社会貢献ネット」様が実施されている10回講座に、
ブラジル、ペルーなど7か国34名の外国出身の方が参加して、
動詞の活用や助詞の使い分けなど、日本語の基礎を学んでいらっしゃるという内容でした。

学んでいらっしゃる方は、
皆さんもちろん単に話せるだけでなく、
新聞や評論などを読みこなせる日本語力をお持ちの方。

「外国出身の方が日本語を教える」

大変画期的なやり方だと思います。

後天的に獲得した言語だからこそ、
初心者が躓きやすい点、
疑問に思う点を把握していらっしゃるでしょうし、
言葉だけでない、文化の違いからの悩みや、
異国で暮らす不安、孤独など、
ご自分の経験から多くをシェアしてくださるのではないかと思います。

以前、大泉町に住んでいた時感じたことですが、
群馬県はこれほど多文化社会なのに、
地域の方とほかのルーツを持つ方との交流が大変限られている
という現状があります。

コミュニティコーディネーターの方は
日本とほかの文化の橋渡し役になっていかれるでしょう。

大泉町にも「文化の通訳」という制度があり、
日本の伝統文化を始め、
いろいろな講座を町が提供して
地域の外国の方との接点を持って、
いざというときにはその方たちに情報伝達の役を担っていただこうと
していました。

このようなつながりを強く持つことで、
生活ルールを始め、
行政サービス情報、日本の教育等々、
地域で暮らす皆さんが共通認識を持つことができます。

伊勢崎市の取り組みが成功し、
この動きが全国に広がって行くと良いなと思います。

これも地域の開国ですね。

そして、今後コミュニティコーディネーターの方が
日本語教師として活躍の場を広げていらっしゃるのなら、
私も日本人の日本語教師として、
自分の教える技術をもっともっと高め、
多くの知識を学び、研鑽していかねばならない、
そう強く思います。

日本に住むネイティブ教師の私にしかできないことは何か。

私以外の方のほうが適しているのは何か。

こんな点を見極めて、
より効果的なレッスンがご提供できるよう、
精進してまいります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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