開国人活用トレーナーのあさみけいこです。
金曜日の晩になると、なんだかのんびりした気分になります。
(明日も1日授業ではありますが)
さて、今日は2013年6月に投稿してから二年以上、
ほぼ毎日私のブログ内ではアクセスランキング5位に入る記事を再投稿したいと思います。
国内の日本語学校、日本語教育機関のほとんどで取り入れられている「直接法」と言う、
媒介語を使わない語学指導法についての記事です。
以下引用です。⬇
ご訪問いただき、ありがとうございます。
このブログをお読みいただいている方は、
多かれ少なかれ、語学に興味をお持ちの方が多いことと思います。
皆さんは今まで直説法で外国語を学んだ経験はありますか?
私は仏語とアラビア語を直説法で学びました。
仏語はアルファベットの言葉なのでまだしも、
アラビア語は本当に本当に大変で、
文字を覚えたかどうかぐらいのレベルで挫折してしまいました。
もちろん私のやる気の問題もありますが、
学習スタイルが「直説法」だったことも一因だと思います。
日本語教育で考えると、
現在国内で日本語を教える場合、
圧倒的に主流なのは、
「直説法」という、
日本語で日本語を教える教授法です。
授業の際、教師は日本語のみで文型、語彙等々、
もろもろのことを説明します。
この方法により、学習者は頭の中で日本語で考えることが習慣付き、
日本語の習得に大変有効なメソッドです。
この直説法、あまりに主流であるために、
学習者の背景を考慮することもなく、
なんとなく「直説法」を選んでいることも多いように感じています。
直説法で教える際に念頭に置いていただきたいのは、
これは学習者にとって、
大変ストレスのある教授法だということです。
特に初級において、
身に付けている語彙や文型が少ないために、
教師の一言を聞きのがしただけで、
すべてが理解できなくなることがあります。
そのため、授業中は常にかなりの集中を要するわけです。
また、入門期においては、
文字の習得も十分ではありませんので、
教師が板書したものを読み、ノートするだけでも大変な労力です。
そのうえ、次々と新しいことを頭に取り入れていくわけですから、
その大変さはかなりのものです。
現役日本語教師の方、
また養成講座受講中の方、
皆さんの学校で主流の教授法は、
どのようなスタイルですか?
もし、「直説法」で教えている場合、
ぜひ一度アルファベット以外の言語を直説法で学んでみてください。
学習者のストレスが体験でき、
授業にもきっと生かせることと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。