皆さんのお子さんは、自分でできるはずのことをお願いしてきたり、すぐ「抱っこ〜」と言ってきたりすることってありませんか?
その対応をするとき、
「これってやってあげたらいいのかな?」
「甘やかしすぎて言うことを聞かない子にならないかな?」
「わがまま、甘えん坊に育ってしまわないかな?」
と思われることもあるかもしれません。
今回の記事では子どもが甘えてきたときにどこまでやってあげると良いのか?を解説します😊
結論は甘えさせてOK!
結論としては、好きなだけ甘えさせてあげてOKです!
(※ただし注意点もあるので最後までチェックしてくださいね。)
それでは自分から何も進んでやらない子になってしまうのでは?と思うかもしれませんが、むしろ反対です。
「自分でやりなさい」と突き放す方がもっと甘えるようになってしまうんです
甘えるのは愛情を確認する行為です。ママ・パパ、ぼくのこと大好きだよね?大事だよね?ママやパパといる時間は安心できる時間だよね?と確認してるんです。
だからそこで、自分でやりなさい!と突き放したらどうなるでしょうか?
「じゃあこうしたら受け入れてもらえるかな?」
「もっともっと話しかけたら相手にしてもらえるかな?」
となり、「ママ!聞いて!見て!ねぇ!マママママママ…!」となってしまうことも、想像がつきますよね。
「甘え」と「甘やかし」の違い
ここまで読んで、「じゃあ、たくさん甘えさせよう!」というのは待ってください。
もしもお子さんが「食べさせて」「履かせて」と親の助けを求めてきたなら、それは「いいよ」と受け止めて甘えさせてあげると良いのですが、そうではないケースには注意が必要です。
それは「頼まれていないのに早くしてほしいから」などの理由で「はい!口開けて!あーん!」などとこちらが動いてしまっている場合です。
求められていないのに親が先行して動いているケースは成長の妨げになってしまいます。
ここが「甘え」と「甘やかし」の違いです。
「甘えさせる」というのは、子どもの気持ちに応えてあげること。
「抱っこして」「食べさせて」という気持ちを受け止めて応えてあげることです。
これはたっぷり、受け止めてあげてください
親は子どもの「安全基地」
親は子どもの安全基地です。
子どもたちは外で犬に吠えられて「怖い!」と思う体験をしても、幼稚園や保育園でお友達とおもちゃの取り合いになって嫌な思いをしたとしても、親という基地に帰ってきて安心感を取り戻している、なんて言われています。
だから、この安全基地をしっかり持っていてあげることはとても大事です。
基地があるからこそ、子どもは新しい世界を見たり、チャレンジができるんです。
この基地が不安定だったり、「そんなんじゃダメでしょ!」と跳ね返されてしまうような状態だと、子どもも不安になってしまっていつまでも親の愛を確認しようと「みて!」「ママ!」「抱っこ!」と繰り返してしまうんです。
逆にたっぷり応えてあげて満足すれば、しばらく言わなくなったりするものです。
「抱っこ!」と訴えてきたから抱っこしてあげたのに、さっさとおりてどっかに遊びに行っちゃった…なんて経験したこと、ないですか?それなんです。
「甘やかし」を避けるには
「甘やかす」というのは簡単に言うと、「子どもが自分でやらなくてはいけないことを親がやってしまうこと」です。
自分でやりたがっている時は、手を出さないでやらせてあげることが大事です
自分で食べようとしているのに横からスプーンでぽいぽい口に入れてしまったり、靴を履こうとしているのに履かせてしまったり…それは子どもが自立して成長するチャンスを奪ってしまうことになるんです。
「じゃあ上手くいかないことや危険があることを黙って見てるしかないの?」というとそうではありません。
こういうときに必要なのは最低限のサポートです。
自分でできた!という達成感を得られるように、お皿を少し支えてあげるとか、靴の持つ場所を教えてあげるとか、そういったサポートをしてあげるのが子どもが一番伸びやすくなる対応です。
親が意識しておきたいこと
そうは言っても、完璧にやるのは難しいですよね。
でも、少しでも良い対応をしよう!と考えるだけで素晴らしいことなんです。
だから、とにかく甘えさせていいんだ!ということは自分の心に掲げていただいて、「やろうとしてることを邪魔しない」というのはできるときだけ意識しよう、というだけでも十分じゃないですか?
ワガママをいってきたら、私を安全基地として頼ってくれてるんだな〜と自分の普段の対応を褒めてあげてください。
そうやって少しずつ行動を変えて行った未来に親との信頼関係が強くなり、お子さん自身の心ものびのび育まれていきますのでできるところから一緒にやっていきましょう🌸
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