バウンサーって、育児を助けてくれるアイテムとしてはとても素晴らしいものですよね!

 

 

でもぜひ知っていただきたいのですが、今回お伝えしたいのは「バウンサーに寝かせないで」というお話です。

今回の記事では最新のニュースからではどうすればいいのか?という具体的な対処法まで解説しています上差し

 

 

 

バウンサーのSG基準が改定

2024年6月に製品安全協会(SG基準を作っているところ)で改訂された情報が出されました。

 

【旧基準】
保護者の目が届く範囲で使用することを前提として一時的な昼寝に使うことは認める



【新基準】
バウンサーは睡眠用途では使用しない


基準が変わった背景としてはアメリカで事故が起きたことが背景にあります。

 

バウンサーを使うことで、寝返りができない乳幼児がうつ伏せの体勢となって窒息死するという事故が相次いだためです。

 

このアメリカの事例では悲しいことに100人以上の赤ちゃんが亡くなっています。

フィッシャープライス社のロックンプレイスリーパーという商品です。



事故以降、アメリカの小児科学会は安全な寝床の基準をこう伝えています。

  • 硬い寝床フラット
  • (水平)な傾斜のない寝床


硬いってどのくらい?と思われるかもしれませんが、鼻や口を押し付けると埋まってしまうような場所は危ないとされています。

 

低反発のものも危険です。赤ちゃん用に販売されている、硬めと謳われている布団が望ましいでしょう。


また傾斜に関しては明確な数字が出ていて、10~30度の傾斜が危険です。

 

 

日本では同様の死亡事例はこれまで報告されていませんが、未然防止の観点で基準改正を行いましたと発表されています。

でも、

「うちの子はバウンサーでしか寝てくれない!」

「いまバウンサーで寝かせるという手段を奪われたら、倒れる!」


という方もいるのではないでしょうか?

そんな方のためにバウンサー以外の寝かしつけ方法を提案しますハイハイ

 

 

 

バウンサー以外の寝かしつけ方法
①寝かしつけだけバウンサーを使う

 

寝かしつけだけバウンサーを使い、寝たらベッドへ移動させることを徹底する方法です。

 

絶対に目を離さず、寝たらまずは布団に移動させましょう!

なんですが…
この絶対に目を離さないって、あんまり現実的ではないと思っています。

だから最初の打開策として横についてバウンサーで寝かしつけをして、それをベッドに運ぶのは最初の策としてはありなんですが、ちょっとずつお布団で昼寝する練習をしていければ良いと思います。

 

 

バウンサー以外の寝かしつけ方法
②布団で寝る練習をする

①まずは説明
どんなに小さい赤ちゃんでも、どこで寝るのが正しいのか、どういうルールに変えるのかの説明は大事です。

 

「あなたの寝る場所は今までここだったんだけど、危なくなってきたからお布団でねんねしような」と話しかけてあげてください。

赤ちゃんに説明して意味あるのかな?と思われるかもしれませんが、口頭でもジェスチャーでも繰り返し伝えてあげて下さい。


②抱っこで寝かしつけ
バウンサーで寝るということは揺れが好きなはずです。抱っこの仕方としては縦揺れで、抱っこスクワットやバランスボールではねるなどして寝かせてみてください。

まずはバウンサーの代わりに抱っこで寝かしつけて、完全に寝たら寝床に置くというやり方をしてください。

 

 

③背中スイッチを防ぐポイント
寝床への着地がポイントになります。

 

背中スイッチを防ぐには寝かしつけた後、以下のポイントに気をつけてみてください。

・お腹が離れないように寝かせる


ママの胸と赤ちゃんのお腹が離れないようにして寝床へ降ろす



着地したら2~3分そのままの状態をキープ



更に胸のあたたかみを手に変えてあげるようにして



ゆっくり離れて手を離す

 

実は赤ちゃんの背中スイッチはお腹にあると言われていて、なるべく赤ちゃんのお腹がママから離れないようにしましょう。

 

 

・寝てから8~10分待つ
 

赤ちゃんが寝たなと思ってから8〜10分程経ってから布団に置くと着地の成功率が上がりやすいと理化学研究所が発表していますのでお試しください。

 

 

④根本解決には最初から布団で寝られるようにする


バウンサーではなく抱っこで寝ることに慣れてきたら、最初はちょっと寝床に置いてみてトントンして「ここで寝るんだよ~」としてみてください。

でも寝れないと思いますのでまた抱っこしてちょっとサポートして、でもここで寝るんだよ~とトントンします。

徐々に布団に下ろす回数を2~3回にしたり、トントンする時間を伸ばしていくなどして布団で寝れた経験をするチャンスを増やしてあげて下さい。そうすると寝やすくなっていくということが考えられます。

▼YouTube動画で詳しいやり方を紹介しています。

 

 

 

おわりに

 

こういった「だめですよ」という情報を出す時は私も心苦しさがあります。

 

便利なものを奪うのは本望ではありません。

 

でも、それよりも赤ちゃんの命が大事だから、これからも必要な情報はお伝えしていきたいと思っていますおやすみ

 

YouTube動画でも詳しくお話しています飛び出すハート

 

 

 

 

 

夜泣きや寝かしつけのお悩みは、プロに相談してササっと解決!!

ネントレはしてもしなくても、泣かせられなくてもOK🫶

それぞれの状況に合わせてアドバイスしています💌

image

 

🔸ねんねママ🔸

夜泣き・寝かしつけの専門家

モンテッソーリ教師