今と違い手紙だけのやり取りの時代、手紙のやり取りにも時間がかかり子供にも病気がうつってしまいました💦💦
咳き込む親子は木枯らしの吹く寒い夜、最終の電車に乗り田舎に帰りました。二人とも口元を隠して何重もマフラーを巻きました。咳き込んだり吐血したらその場で電車を降ろされます。二人、ひっそりと電車の隅のほうに座りました。数時間無事に過ごして終点で降りました🍂🍂
夜とはいえとても懐かしい景色、田んぼの匂いに包まれ約7、8年ぶりに帰ってきたと照代は心の底から思いました。その昔、駅から電車に乗り娼館に向かった時は不安や寂しさはあったものの若くて健康でした。たった7、8年でこんなにも自分が変わってしまった事に強く寂しさを感じました。でも腕には人生で初めて真剣に愛した男性の子供を抱いている事が自分を救ってくれました☺️☺️
駅には約束通りまだ幼かった弟が一人前の青年の姿をして荷台を引き迎えにきてくれていました。照代は最初、姉ちゃん‼️と呼ばわれても弟は声変わりしていたため誰かわかりませんでした。立派な青年になった弟は病に犯されている姉と初めて見る甥を見て涙ぐみ、もう心配は何もいらない。と言ってくれました。弟は甥の顔をとても見たそうにしていましたが照代はもし病がうつったら・・・ととても心配でした🍂🍂
弟の引く荷台に乗り夜中のうちに二人は家に着きました🍂🍂
いえでは家族が首を長くして待っていました。初めて見る照代の子供の顔も楽しみでした。空気も良く食べ物だけは豊富にあるのでもしかしたら回復するかも知れない。近所にはもし照代親子がいる事がわかったら照代は兵隊と結婚したが戦死したと嘘をつこうと家族は決めていました‼️
照代と子供は離れでひっそりと暮らしました☺️☺️
主に食事は妹が運んでくれました。照代の妹は子供の顔を見て驚きました。農家の子供と違いどこか気品のある顔を、見て父親はどんな人だったのか聞いてきました。
照代はとても立派な軍人だったと嬉しそうに答えました☺️☺️
家族は照代の相手は下っぱの兵隊だと思い込んでいたのでとても驚きました。でも深い事情がある事も多少は察して深く聞き出す事はありませんでした。
家族の支援があったからか一時期2人とも回復しているような感じもしました。
🍀🍀ここまで読んで下さってありがとうございます🍀🍀
空気の良い住み慣れた田舎に帰り照代親子は回復の兆しが見えます。戦後大変な思いをして生活していた親子二人の幸せな時間です🍀🍀
あともう少し照代親子の物語(50代男性の前世)で終わります。どうか皆様、もう少しこの前世にお付き合い下さったら幸いです🍀🍀
この話しは50代の男性の前世を鑑定した時に50代男性が直近の太平洋戦争の前世で特攻隊として飛び立った後、その男性の関係者が戦後どのように過ごしたかをアカシックレコードを読み取り書いたものです。