絹さんもある日、それまで信二さんに見せた事の無い艶やかで大人っぽい装いで来ました。春らしい淡い桜色の色無地の着物、そして帯も桜の葉をイメージした美しい袋帯です。

もちろん、汽車を降りた時は基地にいる者の妻です。基地までの道を教えて下さい。と言いました。そして駐在員に案内され基地に面会に来ました。

絹さんに会った瞬間、信二さんは抱きつきたい衝動に駆られました。ですが一旦その手で絹さんを抱きしめたら離す事は二度と出来なくなる。と自分に言い聞かせて冷静に話しをしました。

虫の知らせなのか飛び立つのはおそらく1週間以内ではないかと予想していた時期です。いつも心の中で会いたい、いや、ダメだ。と繰り返し問答していました。そして絹さんを忘れるよう娼館の照代を訪ねていました。照代は絹さんほど垢抜けてはいないけど何処となく絹さんに雰囲気と声が似ています。絹さんが来る前、照代と過ごしながらいつも絹さんの声を想像していました。

照代と過ごす時の優しく穏やかな時間の流れも信二さんの心の慰めとなりました。娼館の二階の窓から照代と2人でウグイスの鳴き声を聞きながら自分はまだ生きていると強く感じる信二でした。


😊😊ここまで読んで下さってありがとうございます。

😊😊鑑定した前世を文章にしてお送りすると皆さん、短編小説の主人公になったような気分だとおっしゃって下さいます。

😊😊前世をみる事は私にとって昨日の事を思い出すような感覚です。ですから高額な料金は頂いていません。今の2倍くらい貰ってもいいんじゃないの❓とよく言われます。

😊😊だいたい一回の鑑定で今に影響がある前世3つくらい詳しく出てきます。

😊😊最初にSNS上でやり取りをして日程を決めます。その後、通話でお伝え致します。その間に一番深く出て来た前世をメール等でお伝え致します。通話では他の前世をお伝えしたり気になっている事についてお伺いしお答えさせて頂います。

🍀🍀emitymhk@yahoo.co.jp🍀🍀