今日は半分寝ている寧々ですチューリップ

主人は仕事が消防士でした。カレンダー、月10日くらいしか勤務がない。

さすが、公務員だなぁとまた一つ、見る目が変わりました。

何度か会っているうちに、奥さんと子供の待つ家に帰る主人を見るのが辛くなった。

寧々は、いっときだけしか会えない。寂しかった。辛かった。

部屋を借りて、このままでいいから、愛人でもいいから一緒にいたいと思うようになった。

もう主人以外の男の人は仕事で飲むのも嫌になった。

寧々は最低だ。そう思ってある日付き合いをやめようと決心した。

 

でも寧々が言う前に主人の方から一緒になって欲しいと言われてしまった。

すぐに返事ができなかった。寧々の心が苦しくなっていく。

黙り込んだ寧々を主人は心配そうに抱きしめてくれた。

寧々は、奥さんと子供どうするの?と聞いた。

嫁とはわかれる、子供は二人共自分が引き取る、

そこまで考えていた事に驚いてしまった。

嬉しかった、でも無理なことがあった。

本当に離婚できるのか、もしそうなったら小1と小3の母親になることになる。

二十歳そこそこの子供も育てたことのない寧々にできるわけがない。

そう思った。

一緒になれたら、それはとても嬉しいことだ。

子供どうしても引き取るの?と聞いた。ダメか?そう言われてまた返答に困る。

しばらくしてから子供見る自信ないよ?どうしてもダメ?と聞き返す。

嫁に引き取らせたら生活なんてできない。だから自分がひきとりたい。

 

しばらく会うの辞めて考えさせて欲しいと主人に言った。

主人はもう会えないのか?ときいてきた、

この頃は携帯電話なんてなかったから、仕事の時は職場の電話でかけてきた。

会わなくても声を聴けば会いたくなる。

結局また会ってしまった。もう妻子の事を考えてる余裕なんてなかった。

その日、寧々は子供を引き取ることを覚悟した。

ブーケ1ブーケ1ブーケ1寧々は、自分のことしかもう考えれなかったブーケ1ブーケ1ブーケ1

6     寧々は子供達から母親を奪うことになる