おっちゃんの尊敬すべき漫画家のひとりである「松本零士氏」が亡くなられました。いつも元気でおられるとばかりに勘違いをしておったのですが,おっちゃんも年を取るのと同じように,零士氏もお年を重ねておられたんだなぁとつくづく感じております。

 おっちゃんと零士氏との出会いは,そう,「宇宙戦艦ヤマト」です。おっちゃんの年齢から言うと,おっちゃんたちはアニメブーム第1世代です。いわゆるアニメブームの走りに生きておりました。宇宙戦艦ヤマトがテレビ放映され,再放送でヤマトがブームとなりました。アニメが映画で上映されると言うこともあって,映画館へ徹夜で並んで,当時貴重だったほんまもんの「セル画」を手に入れたりしていましたね。その当時のセル画は,今でも大切に保管しておりますよん。そこから,おっちゃんのアニメ人生と言いますか,今の乃木オタまでが一つながりとなるのです。このブログでもちょくちょく登場している黒板アートも,出発点はここです。アニメに魅せられ,アニメーターを目指すも絵心のないおっちゃんは,セル画彩色の技術だけは習得したりしていました。ヤマトでは,宮川泰氏の音楽にもはまりました。今でもおっちゃんのオデッセイのハイレゾ音楽の中に,ヤマトの音源が入っています。ヤマトはおっちゃんの青春と共に存在し,その後のおっちゃんの人生に本当に深く関わってきた作品です。恥ずかしながら,今でも「さらば宇宙戦艦ヤマトー愛の戦士たち-」の古代くんのせりふなんかは完全に覚えきっています。それ故に,零士氏は,おっちゃんの原点に深く関わって頂いているのです。ヤマトのみならず,ハーロックもエメラルダスも,第四畳半物語も999もトチローも,全てがおっちゃんの心の中に息づいています。

 ヤマトは,西崎義展氏を原作者として認知されています。裁判等難しいこともたくさんあったようです。でも個人的には,おっちゃんにとって,ヤマトの原作者はやっぱり零士氏だと思ってしまうのです。登場人物やヤマトそのものの設定,などあらゆる所を零士氏をはじめ,「スタジオぬえ」の諸先生方の力がなければ実現しなかったのは明らかです。今のヤマトシリーズも,その頃のデザインや設定が元になっているところはいうまでもありません。

 偉大な方がまた,この世を去られた。ヤマトをはじめ,たくさんの松本アニメのキャラの声優さんたちもたくさん,逝かれた。向こうで古代や沖田艦長,佐渡先生と一杯やっていらっしゃることを切に願い,心よりご冥福をお祈りいたします。

 

乱文,お目汚し,失礼しました。