いつもは乃木坂ネタが多いのですが,今日は違うお話を1つ。

 学校という所は,子どもたちが登校してこないと,ほんまにつまらない場所です。おっちゃんの仕事場もそうで,かれこれ2ヶ月。教室にもほこりがたまってきそうな感じですね。教師という仕事は,目の前に子どもたちがいないと,いかにも暇なんだろうと誤解されるところが多いのですが,この2ヶ月は,やはり子どもたちが来れるのかどうかの瀬戸際で,その準備にバタバタしたり,せっかくの準備が政府や教育委員会の一言でおじゃんになったりと,なかなかシビアな時間が過ぎています。4月になって,新年度が明け,子どもたちとろくに話もしないまま臨時休業となり,子どもたちの名前と顔が一致しないまま,ようやくやっと先が見えてきましたね。この2ヶ月間,まぁ,おっちゃんは職務上それなりに責任のある立場なので学校全体のことに自分の力をさくことが優先されてきたのですが,やはり個人的には,自分のクラスの子どもたちのために何か自分にできることはないかとずっと考えていました。そこで思いついたのが,黒板アート。子どもたちが登校してきたときに,子どもたちは何気なく黒板を最初に観ます。そのときに,子どもたちがこの2ヶ月間つらかった部分が少しでも軽くなればという思いで,黒板アートに取り組むことにしました。題材は迷いもせず,子どもたちが大好きなアニメ,「鬼滅の刃」です。

 黒板は,勉強を教えるための道具ですが,子どもたちと私たち教師,そして子ども同士をつなぐことができる道具でもあるのです。

 おっちゃんはこう見えても図工の才能はからっきしです。全然ダメ。絵はデッサン力が全くありません。でもね,色を塗ることだけはなぜか大好きなのです。おっちゃんは現在かなりの乃木ヲタですが,その昔はバリバリのアニメヲタだったのです。おっちゃんの時代は第1次アニメブームだったので,「宇宙戦艦ヤマト」にドハマリしました。声優になりたいとも思ったし,アニメーターになりたいとも思いました。「地球へ」の声優オーディションなんかも平気で申し込んでいましたね。まぁ,そのときのがんばりが教師という職業でも役には立っているのですが。

 「スタジオロビン」というアニメ制作会社がやっていた通信教育で,セル画の彩色の免許も取りました。デッサン力はないのですが,色塗りだけならそれなりに経験も積んでいたので,がんばってみようかと思いました。,今のご時世,便利なもんで,デッサン力がないおっちゃんのために,原画となるイラストがネット上には山のようにあります。学校もIT化が少しずつ進み,各教室にプロジェクターなんかも完備されています。ということは,おっちゃんが苦手な自分でデッサンしながら書くということをしなくても,線画だけならプロジェクターを使って難なく写し取って描くことができてしまうのです。(^_^)その結果がこれです。ごめんなさい。写真を撮る前に禰豆子だけ色塗りをしてしまいした。

ここでおっちゃんは初めて「黒板アート」の難しさに直面しました。禰豆子や炭治郎の顔を見てもらえばわかりますが,目鼻が黒板の地目を使うことになるので,白のチョークで線画を描いて良い部分といけない部分があるということです。顔を白のチョークで塗った後,顔のパーツを消すことによって描いていくことがとにかく難しかったです。

 

続きは。次回です。