ごはん食べる時の姿勢って気にしたことありますか?
実は誤嚥しやすい姿勢があるのです
言語聴覚士が食事評価をする際には姿勢も評価します
高齢の方でよくみられるのは
こんな感じですかね
高齢になってくると
円背になってくるんですよね
なので円背の方が座位になると
こうなるのです
他には
体力や体幹がなく
どんどん姿勢がずり落ちてしまっている方もみられます
これらの姿勢は誤嚥のリスクが高い姿勢となります
では
どうすれば良いかというとこれが理想
食事介助の正しい姿勢と角度とは? – ネスレ ヘルスサイエンス オンラインショップ (nestle.jp)
ポイントは
➀首を後ろに倒させない
②姿勢がずり落ちないようにする
③足の裏をつける
なぜ危ないのかというと
➀首を後ろに倒させない
→首が後屈していると食べたものが気管や肺に入りやすいから
まず人間の喉の作りを確認してください
はい 複雑
複雑すぎる
食べたものと鼻から吸った空気が喉で交差しておりますね
そこで!
気管挿管をしているところを想像してください
この図です
この姿勢は
喉からチューブを入れたときに
気管に入りやすいのです
首が後ろにとても傾いていますよね
つまり
首が後ろに倒れている状態で
食べたり・飲んだりすると
気管に入りやすく誤嚥しやすいのです!
また
首が後ろに傾いていると
飲み込みにくいですよね
頑張ってごっくんする感じ(努力嚥下)
そうなると
飲み切れず
喉に食物などが溜まってしまうのです(咽頭残留)
※喉に食べ物が溜まっているとゆっくり流れて気管に入るリスクがあります
②姿勢がずり落ちないようにする
→姿勢がずり落ちていると飲み込みづらいから
右の図を見て頂けるとわかると思うのですが
姿勢が不安定だと
食べるときに変なところに力が入ってしまい
食べづらいし飲み込みづらいです
③足の裏をつける
→足底が安定していないと飲み込みづらいのです
足が浮いていたり、つま先だけ触れている状態だと
健常者でも飲み込みにくいです
実際に、誤嚥しやすい姿勢の
首を後ろに傾けながら...
姿勢を崩しながら...
座位で足を上げながら...
唾液を飲んでみるとわかると思います
なかなか飲み込めないです
以上が簡単にですが
食事の姿勢で気を付けることでした
姿勢一つでムセが減ったり
快適に食事ができたりすることがあります
食事の姿勢は侮れませんね
読んで頂きありがとうございました