このブログには以下の要素が含まれていますので、ご注意ください。

 

・ゲーム内のロケーションや謎解きに関するネタバレ

・美しい景色を純粋に楽しめなくなるかもしれない妄想

 

ブレスオブザワイルドの作中では、

はるか1万年も前技術で作られた古代兵器であるガーディアンが

破損した状態で野ざらしにされています。

その多くは表面が不自然なほど苔で覆われていますが、

なんと命を枯らす魔王ガノンの怨念の中ですらも植物が生えてしまうのです。

この特徴について、上記の記事内で

「破損したガーディアンに苔が生えるのは厄災後の大地を緑化するための機能」

であると考察しましたが、その説を補強する発見がありましたのでご紹介します。

 

まずアッカレ地方にゴロゴロ存在する赤い岩ですが、

明らかに植物が定着しづらいことが見て取れます。

 

非常に怪しい物質でありますが、その出自はさておきまして

興味深いロケーションを発見しました。

 

こちら、アッカレ砦の手前の丘ですが、

このような本来植物が生えづらい岩盤にも数カ所だけ草木が生えていますので

順番に観察していきたいと思います。

 

まず画像右下、こちらは植物が自力で生育したと推測されます。

風などで流されてきた土や砂が溜まり、そこに根を張ったのでしょうか。

条件がそろうことで、このような場所にもどうにか植物が定着するようです。

 

次に画像上部、木が3本生えている場所ですが、

こちらはコログの力が関与していると思われます。

見づらいですが、真ん中よりちょっと右上にコログが居ます。

 

プレイ中、木や緑を目印にコログを探した方も多いかと思います。

彼らは森の民ですから緑のある場所を選んで隠れているものだと考えていたのですが、

どうやらコログ自体に植物を成長させる力があるようです。

その力がないと説明がつかない場所がこちら、北ローメイ遺跡の傍の木です。

地図上でも1本だけ木が生えていることが確認できますが、

アッカレと同質の植物が生えない岩盤、極寒冷地、青々とした広葉樹と

不自然要素の塊です。

しかしながらコログの力によるものであると考えればなんとなく納得できそうです。

また、どうやら海岸の黒い岩などもコログのいる場所のみ苔が生えているようです。

 

もしかしたらコログ達は単に遊んでいるのではなく、

ガノンの怨念による汚染から自然を取り戻すために

各地に散らばっているのかもしれませんね。

ボックリンから「ミ」を拝借していったのも単なるいたずらではなく、

次代のデクの樹様のご加護にあやかりたかったからなのかもしれません。

 

話が逸れてしまいましたが、いよいよ壊れたガーディアンの周辺です。

先の画像の左下のガーディアン周辺には、分かりやすく植物が生えております。

ガーディアンに生えた苔が足がかりとなって、

周囲に植物が生えるという説に信憑性が加わるかと思います。

 

中央やや下のガーディアンにつきましても、

ガーディアンの近くから植物が少しずつ生えている様子が見られます。

 

今作でこそ「厄災」はガーディアンの乗っ取りが主たる要素でしたが、

本来の「厄災」という現象は、当然ですがそれと大きく異なるものです。

考えられる現象として最も可能性が高いのは、

より苛烈な怨念災害による環境破壊でしょうから、

上記のように破損したガーディアンがあらゆる場所で植物を育むことは

厄災後のハイラルの復興に大きく貢献したのではないでしょうか。

 

さて、朽ちたガーディアンに関してすっかり忘れていたロケーションがありました。

ローメイ島の床下です。

ここも朽ちたガーディアンが大量に置かれているのですが……草、沢山生えていました。

 

最後にもう一つ、ゲームを最初からやり直していた際に偶然発見したのですが、

ラネール湿原の西にある壊れたガーディアンの周囲を妖精が飛んでいるんです。

*装備が整った状態のデータで改めて撮りなおしています

 

どうやらこの妖精はポーチ内の妖精を減らしていないと出現しないようでして、

私もですが多くの方は先にカカリコ村に立ち寄り妖精を捕まえてから来るでしょうから

気付いた方はあまり多くないかと思います。

近づいてよく観察すると、このガーディアンの周囲がちょっとした花畑になっていました。

もしかしたらですが、こういったロケーションには

ガーディアンが自然と供にあるよう設計されたことを示す意図があるのかもしれませんね。

 

 

ちなみに、ハイラルでは意外な存在が植物の生育を良くしているようです。

それはずばり、魔物です。

ここはデスマウンテン西の不毛の土地なのですが、

ボコブリンたちの砦の周囲だけに草が茂っています。

思い返せば、台地で初めて見かけたボコブリンたちも自然の中で生活していますし、

巣に使っている大木も、どこも青々茂っていますね……。

スカイウォードソードで語られた伝説では

邪悪なる者とその眷属はひたすら破壊をもたらしていたようですが、

長い時の中で何かが変わっているのでしょうか。