長い間
土の中に
骨壷を埋められたまま
やむおえない理由で(多分)
家族に放っておかれ、
仕方なく
寺の考えで
合祀墓に移った
10代と
数年しか生きられなかった
姉妹がいる
数年しか生きられなかった子の
小さな骨壷と
玩具が一緒に出てきた時は
辛かった
それらを抱きしめずには
いられなかった…
『住職さん
この子達はどおしますか?
散骨しますか?』
戒名、俗名を彫った
石のプレートを見ながら
きいた
『ここに置いといてやれ』
大黒さんは
2人仲良く
境内で遊ぶ姿を想像しながら
にっこり笑い返した
良かった
良かったね
大黒さんの独り言