『福耳』
『漂う雰囲気』。。。
生まれながらの御坊様は
やはり一般の方とは違う
施主の御親戚と話をした
以前は寺があり
本山で修行をし
住職になるはずだった
洪水にあい
寺は流れた
再建する為に
奔走したが
檀家は他に移り
許可もでず
年齢的に諦めた
『住職をやりたかった
家を守りたかった
父の遺志を継ぎたかった』
私が守る寺を見回し
何度も何度もつぶやいた
。。。縁あって
この寺で葬式をあげる
必ず意味があるはず
子供はないが
素敵な奥様がいる
2人手を合わせ
今ある幸せを感じ
御先祖様に笑顔で
『良い人生でした』
と報告できるよう
無念さだけではいけない。。。
『良い妻を娶り
楽しい人生だった』
と言えるよう
残りの人生を歩いてほしい