妊娠中のお話④ fish法
今回は前回の羊水検査を受けた後、出産までに受けた検査について書きたいと思います
前回のお話
遺伝子専門病院での検査等については専門的過ぎて分かりきれなかった事が多いです。記憶も曖昧な所もあります。書いている事が正確でないかもしれませんのでご了承下さい。
羊水検査を受け、ダウン症などのわかるものの遺伝子・染色体の異常ではないと言われましたが、お腹の中の赤ちゃんは心臓の向きや位置が正常とは違いそうである事、馬蹄腎(2つの腎臓が繋がっている)のように見える事。と、奇形が重なっている事からやはり何らかの遺伝子・染色体異常が疑われると話しを聞きました。
確かに一つならまだしも複数あるということは何かありそうだよな…
今回分からなかった遺伝子・染色体異常を見つける為にできる検査の一つに
fish法
というものがあると説明を受けました。
疑いの高い遺伝子・染色体異常に的を絞って調べ診断してもらうものです。
病院によるのかもしれませんが、前回羊水検査で採取したものの残りを使って依頼できると言われました。
私自身はもう検査で何かする事はなく、
はっきり言ってしまえば…
お金を払ったらできる検査です。
こちらも高いです
安いとは言えない検査である。
検査してもまた分からないかもしれない。
分かったところで今すぐに出来る事はない。
よし!
これを最後にしよう!
正直、赤ちゃんの事を知りたい気持ちもあるけど、
これ以上は産まれた後にお金を
使ってあげたい‼︎
ということで、心臓と腎臓に症状が出ることが多いと言われている『22q11.2欠失症候群』に的を絞って検査していただく事になりました。
またまた検査結果を待つ間。。
今度は…
前回と同じで
22q11.2欠失症候群の子の
ママになるつもりで待とう
と気持ちを切り替えて、
今まで知らなかった22q11.2欠失症候群について
調べたりして待ちました。
そして…
検査結果。
22q11.2欠失症候群ではありませんでした。
ということで、出生前診断は一旦終わり。
遺伝子専門病院での検査は出産までの妊婦検診として、超音波で赤ちゃんの様子を観察していく事になりました。
先生は心臓はもちろん、赤ちゃんの身体の隅々まで毎回時間をかけて丁寧に丁寧に診てくださいました
産院ではないので、先生の元で産めないのは残念ですが、赤ちゃんの心臓など心配があることから先生がNICU・GCUなど設備の整った病院を紹介して下さり、そこで出産することになりました。
結果的には…
わからなかったことの方が多い。
お金も沢山使った。
でも無駄とは思いませんでした。
この病院に来てから、先生と出会ってから
初めて考えたこと
夫婦で話したこと
覚悟したこと
調べたこと
とっても大きな財産です。
産まれてみないとわからない。
不安もあったけど、
お腹の中で成長してくれていること
生きてくれていること
この幸せをちゃんと感じなきゃと
パパとママは思える様になりました