いつかなるわたしの子どもへ

キミへ

伝えたいこと^^


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一歩ゆずって 


すべての基本は、自分中心の考えを持つのではなく、一歩ゆずって、「相手の立場に立ったら、どんなふうに感じるだろう」と考えることなのです。



家族を大切にしよう 


家の中では、いろいろ不満があったり、けんかをしたりすることがあるかもしれないね。けれども、家というのは、本当は家族を守るためにあるんだ。だから、家庭があることは大事なことなんだよ。家の外に出たら、家族がみんなで一つにまとまるというのは、とても大事なことだ。お父さんに対する不満、お母さんに対する不満、きょうだいに対する不満など、いろいろあるとは思うけれども、それを外で口に出すべきではないんだね。



「明るく生きる」と決意する 


子どもだって、やれることはあるはずだよ。 


だから、まず、勇気を持って、「明るく生きよう。」と決意してほしいんだ。勇気を出すには、お金も経験もいらない。たくさんの知識もいらない。勇気は、「自分が出そう。」と思ったときから、出すことができるものなんだ。



尊敬できる人のまねをする 


君もやがて大人になる。だから、子どもの目で大人を見たときに、「こういうところは見習いたいな。」と思うことがあれば、まねをしていくとよいし、「お父さんのこういうところや、お母さんのこういうところは、いやだな。」と思ったら、「自分がそうならないようにするには、どうしたらよいか。」を考えなければいけない。基本はそういうことだよ。



「わがまま」をおさえるヒント 


世の中に出たら、生きていくために、人のお役に立たなければいけないことがたくさんあるし、人にめいわくをかけて生きていくことはできない。そのために大事なことは、「相手の立場に立つ。」ということだ。自分だけの考えや、「自分はこれがしたい。」という気持ちだけで物事を決めたり、反発したり、自分の考えばかり言ったりするのではなくて、少し相手の立場に立って考えてみなさいということだ。



悪い言葉を出さない練習をしよう 


悪い言葉は悪い心から出てくる。逆に、悪い心をなくそうと思って言葉を正していけば、心のほうもおだやかになっていくんだ。ふるまい方やしゃべり方について、よくよく自分を反省して、いい子になろうと努力することは、社会全体にとっても、よいことだと思う。



人の話を素直にきこう 


人から教わったことがない人や、しかられたことがない人、教えてもらったことをすなおに聞いて努力したことがない人は、自分が人を教えるようになったときに、じょうずに教えることができないんだ。よく教わる人が、よく教えることができる。人から教わる気持ちのない人は、やはり教えることもむずかしいんだ。だから、「いろいろな人から教わろう。」という気持ちを持っていなければいけないね。



お父さん、ありがとう。 


お父さんは、一日、一生けんめい働いて、つかれて帰ってきているけれども、あなたから、「ありがとう。」って言われると、一日のつかれがとれてしまうのです。「さあ、あしたもがんばらなくては。」と思ってくれます。「自分が一生けんめい働いているから、こうやって自分の子どもたちがすくすくと育っているんだ。さあ、がんばるぞ。うちの子どもはいい子だから、『お父さん、ありがとう。』と言ってくれたぞ。」と思ってくれます。



お母さん、ありがとう。 


「お母さん、ありがとう。おいしいごはんをつくってくれてありがとう。」って言われると、お母さんはうれしいです。ごはんをつくるのは大変です。大変な仕事なのです。

「お母さん、ありがとう。」という気持ちを持ってあげると、お母さんは、そのつかれがすーっと消えていきます。



やさしい心をプレゼント 


あなたが会ういろいろな人に、やさしい心を、やさしいことばを、プレゼントしましょう。そうすると、あなたはきっとよろこばれる人になるでしょう。



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