森アーツセンターギャラリーで開催された「STRADIVARIUS 'f'enomenon ストラディヴァリウス 300年目のキセキ展」へ。

会場では友人である新倉瞳さんのミニコンサートがあったのですが、私が到着した頃には既にたくさんのお客様が!
彼女が見えないまま演奏を拝聴していました。
私には音の違いなどわかりませんが、なんだか涙が溢れてくるのです。
300年も前の楽器と出逢った彼女の想いを、想像したからかもしれません。

時を経て繋がる音に、感動です。
ひとつひとつの個性がここまであるなんて知りませんでしたが、引き込まれる美しさでした。


そして、森美術館で開催中の『カタストロフと美術のちから展』へ。
東日本大震災やアメリカ同時多発テロなど、世界各地で絶えず発生するカタストロフ(大惨事)をテーマにした作品が並びます。


昨年ご一緒に絵本を作らせていただいた いりやまさとしさんが私の個展に来てくださった時、3.11の後から作品に変化があるのではないかとおっしゃっていました。

自分では気付かなかったけれど、無意識のうちに大切なもの、伝えたいことが変わってきたのかもしれません。

私は作品で何をするか。
カタストロフの度に、絶望し、しかし希望を見いだせるから、
アートはやっぱり、希望だ。