およそ15キロ。
これがスキューバで背負う機材の重さです![]()
スチールタンクでおよそ10キロ、アルミタンクで14キロ。
男性は重り4キロ、女性は重り3キロつける。
それにウェットスーツやらBCDやら…と装着していくとそんなカンジになるんですね。
(ネット情報なので正確ではないかも)
そして、世界でも5本の指に入ると言われているサイパンのケープポイント『グロット』。
その海にもぐる際、階段を降りなければならないのですが、なんと110段、あるんです![]()
15キロのものを背負って110段降りるというのはなにかの苦行かー![]()
と思いながら、やっとこさ下について、
「…え?」
岩と岩の間に、激しい水流がある、寄せては打ち返し、寄せては打ち返し…
向こう岸にいる外国人のインストラクターが笑顔で手招きする。
「ジャンプ
」
なにぬー!?
と思いながらも、波が引いたころを見計らって、飛ぶ![]()
手を引いてもらって、岩の中心部(カメみたいな岩なの)
に行き、周りの景色を見る。
ほんとうに思う。自分は知らないことばかりなのだと。
なにひとつ表現することができず、もどかしさで心がいっぱいになる。
あれはなんという色だろう。
純粋な濃い碧。インディゴブルー?
日常にはない色。
洞窟が見え、その向こうに広がる碧から目が離せなくなる。
しかしそこで現実に戻される、インストラクターの残酷な一言。
「ここからジャンプします。」
…
ミニの崖やん![]()
なんか背中にタンクを背負っているので、
前に跳ばないとタンクが崖にガキンとぶつかって大惨事になる恐れがあるらしい。
インストラクターのお姉さんが新体操の選手みたく、
軽やかな跳躍を見せて海にダイブ。
うぅ…と一瞬躊躇するものの、ジャンプ。
結果、カエル跳び
みたいになった自分がわかる…。
バシャン!という水しぶき。顔が痛い![]()
ロープを伝って水中に下りていく。
水中は地上と違って、水圧があるため、
1メートル深くなるごとに耳ヌキをしなくてはならない。
できないと、相当耳が痛くなる。
それにしても、この景色。
なぜこんなに美しいのだろう。
イソギンチャク、鮮やかな色の魚の群れ![]()
海面を見上げると、地上に空いた穴から光が差し込み、
薄い青を魚の大群が横切っている。![]()
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我を忘れる。
何かに祈るような清らかな気持ち。
後ろを振り向いたときには、メンバーたちが先に進んでしまっていた。
海中に入ると、人の呼吸でさえ美しくなる。
美しさでうめつくされた時間はなんと早く過ぎるものだろう。
40分なんてすぐだ。
うそだろうって思う。
わたし、そんなに長く潜っていた?
ロープを伝って上に上がる。
最後は岩にスライディングするように岸へたどり着く。
魚が『水揚げ』されるみたくなるんですね。
しっかしこの一瞬が恐ろしい![]()
だって重力が一気に何倍にもなり、プラス含んだ水の量ですよ。
インストラクターの助手(現地の方)に
「ハイ、タッテー
」
と言われて思わず
「立てません…」
と言ってしまった。
「HAHAHAヨスンバイ(四つんばい)ニナッテー
」
と言われ、渾身の力を振り絞って立ちました。
そして帰りは15キロの重りを背負って110段の階段を登りました…
途中でアロハシャツを着た現地のおっさんとすれ違い
「OH、ハイキング?」
と聞かれました。
おじさんを正座させて
「冗談はね、言っていいときと悪いときがあるのよ」
という説教をしたくなりました…

