DDCを通した時のプチノイズが、未だ完全には消えないので家庭用電源、とりわけネットワーク関連機器へのノイズ対策を実施してみました!

 

なるべくコストを抑えて大きな成果を出すためには?

私のお薦めは、複巻絶縁トランスです!

このトランスを通すだけで、ノイズの反転消去とでも言うべき効果で、ノイズが一気に減ります!

※一気にオーディオ機器に投入したい場合は、Procableさんのアイソレーショントランスをお薦めします!アイソレーション電源トランス1500W・100V専用仕様・ミュージシャンズ電源 (procable.jp)

巻き数が1:1の単相複巻絶縁トランスはこんな風にして、一旦電気が非接触状態の磁束になり、2次側でまたその磁束でほぼ同じ100Vを発生させて行き来します。

一旦磁化される事が重要で、大部分のノイズが反転消去の現象で打ち消されます。


今回仕入れたのは業務用ノイズカットプロ集団! 電研精機さんの

<NCT-F1 100V to 100V 300VA> です。

※皮相電力の定格容量(MAX使用量の事です)がたった300VA迄の容量なので小型軽量です。皮相電力量300VAは大体、有効電力量300W弱です。モーターがある機器や電気ストーブやドライヤーを使う場合は力率が下がり、定格電力が凡そ240Wを下回る位になりますので、注意が必要です。

折角なので信頼のFURUTECHプラグを付けました!

黒いアルミケースの中身が絶縁トランスです。

 少し型番は違いますが、本体はこんなデザインです。

電研精機 NCT-I1 100V/100V 500VA ノイズカットトランス

 

新品はYahooShoppingでもあります。

電研精機 NCT-I1 100V/100V 500VA ノイズカットトランス :0706507:FA-Ubon Yahoo!店 - 通販 - Yahoo!ショッピング

 

さて、どの程度手持ち計測器で測れるディファレンシャルモードノイズが減るでしょう?

先ずはトランス無しで測定すると、

723mVです。これでも我が家のなかでは低い系統です。というのは、オーディオシステムのメインノイズフィルターであるASUKA Power RCSやFIL Master Pro2たちが稼働していると、引き込み線にさかのぼってノイズ除去効果が出るのです! 

ASUKAたちを切ったとたんに、1800mV前後にここのコンセントはあがり、低い系統のコンセントでも1300mVくらいが普段の数値です。

 

この723mVが、ここまで下がります!

        26mVです!

 

物凄いフィルター効果ですね! このトランス式の良いところはエネルギー感が減ったり、トランジェント特性が低くなったりしない所です。

電源対策をなさっていない方には、是非この効果を聴いていただきたいです! 如何に曇った音を聴いていたか、愕然となさるでしょう! あれではアクセサリーの効果が解らないのは無理ないなって、感じられると思います。

 

で、私の投下するこのトランスの戦う相手は、オーディオルームにある最も常時高周波ノイズを出す悪者ONU、WiFiルーターたち です!


こんな感じで設置しました。

 

その効果は!?

 

やりました~っ!!!!!!

 

TORINNOV ST2導入以来、ずっと悩まされてきたDDC~ST2間でと思われるプチッ、ブッ というノイズを撲滅できました! 多分(-_-;) 

1時間くらいその子さんを聴いていますが、一度も発生していません!!!

でも時間帯にもよるので、まだ油断できませんね。 日曜だからご近所さんもお出かけで、近くの工場も休みで、、、 かもしれません。 

と、書いていたら ぶつッ 

残念、そう簡単には消えませんね😿


しかし、肝心の音質が更に格段にS/Nアップしたと感じます。物凄い効果で、低音の美しさと響きがガラッと変わりました! 

このONU、ルーター周りは、皆様のお宅でも恐らく ノイズ源の本丸です!

もっと早く戦いを挑むべきでした!


費用は全部でざっと3万6千円くらいです。

中古NCT-F1(300VA) ヤフオク約26,000円(送料込み)

コンセントプラグ FI-15,11M  約10,000円

 

よしよし! この局地戦での勝利(!?)はとても嬉しく誇らしいです!

 

おまけ

こんなトランスも試しました。

こちらもしっかりノイズカットしますが、電研精機のNCTにはかなり遠いです。

この電源ノイズが二けた台になると、ここから26mVに落とすのも中々大変なのです。

でもこちらはプラグも付いていて13,000円位でした。(100VAまでなので安く、小さいです。なので繋げる機器数が限られます。)