今日はAiTECさんの魔法の青いインシュレーターΛ8.24 The Professional(以下ΛPro)のアップグレードキット(Λ8.24Plus)をDELA N1-S-J38に装着してみました。キットはこんな感じのパッケージです。(15,000円税込み)

AiTEC Λ8.24  Plus アイテック ラムダ8.24プラス|melodia

DELA N1は4本脚なので、これまではΛ8.24Proをこの純正脚下に4つおいておりました。

よく見ると、というか普通に黒いフェルト状の部分があり、ΛProは静電除去をするので貯めた静電気を逃がすことを考えると、このフェルトは無い方が望ましいと思い、脚は4つ取り外してΛPlusを装着することにしました。

 

テスターで抵抗をあたると、案の定フェルト状のものは絶縁体でした。

 

純正脚を取り外したN1の下部ステンレス底板をΛ8.24Plusキットのクリーナーでふきふきします。

Λ8.24Proが載るヒッコリーボードもふきふきしました。

 

N1の裏側に4つ、Λ8.24Plusの”小”を貼り付けます。

 

ボード上のおおよその位置にΛPlus大とΛProを置きます。

 

その上にN1を載せ、ΛProがN1裏面に貼った“小”にハマるところに合わせます。

両面テープを貼った専用の”位置決めアダプター”を隙間から入れて、上下のΛPlusにピタっと合う位置に貼り付けます。

 

3つ入りなので、3か所だけ貼ってN1を移動するとこんな感じです。

 

このガイドとΛPlus大とのクリアランスはほとんどゼロに近い位です。

素晴らしい製品精度です!

ΛPlus大のシールをはがして、

ガイドにカチッとはめ込むようにしてボードに貼り付けます。

これを4か所行って、あとは設置して完了です。

 

分かりにくいですが、これでN1底面のΛ小とボード上のΛ大の間に青いΛ8.24Proがはめ込まれている感じになっています。

 

コントロールアンプC-1000と、マスタークロックジェネレーターOP21A-Dにも同じように取り付けました。(TADの脚はセンターがフレキで小さく出っ張るのでΛPlus小を2枚重ねて貼りました。上のΛPlusに厚みが有るのはその為です)

 

さて、これで地震が来た際にはボードと一緒に揺れますので、落下リスクが少し減り、なによりもΛ8.24Proと載せる機器が一体のような感じになります。

めでたしめでたし、、、 

じゃあ~ ありません!!!

 

音の変化です、目的は!!!

 

実際に河合その子さんの「落ち葉のクレッシェンド」を聴いてみます!

 

おやおや、、、 

こりゃまたまた魔法のリングでした!

 

どうしてこのような薄い透明の樹脂のようなもので、Λ8.24Proを位置決めし、僅かに乗っかって触れるだけでこんなに変わるのでしょうか!?

明らかにΛ8.24Proの効果が同じベクトルのまま大きく伸びています!

私の感想では、Λ8.24Pro単体で7、ΛPlusで3の効果で足して10になるという感じです。

 

Λ8.24Proの効果は、今まで試したインシュレーターとは全く違います。

どういう変化が起きるかを例えて言うと、「マスタークロックジェネレーター無しから入れた時の音の変化と、音響パネルでルームチューニングを進めてカチッとハマり、600Hz以下の低音の定在波が消えていく」を両方実現した様な変化です。

もっとも、このΛ8.24TheProfessionalは、あのDynamic Audio 川俣さんがOEM品としてHALブランドで販売しているので、それが超絶性能を持っている証明と言っても過言ではないでしょう。

 

本当に不思議で仕方ありませんが現実です。 AiTECさんは凄い会社です。

試したことのない方は、デジタル系のプレーヤーかDACに、是非ともまずは19,800円のΛ8.24For Digitalを1セット置いてみてください。

ただし、Λを増やしていった結果、招く生の音がもたらす結果には一つの覚悟が必要です。

私の場合、全機器と電源タップ、電源アイソレーターに敷いた結果、あまりにマスター音源の再現性が高まり、今まで気に入って聴いていた女性歌手の声質が生で聴こえてきて、本当の歌唱力の低さが露呈されて引いてしまいました。現在はその方の唄は殆ど聴かなくなってしまいました、、、。

半面良い声、歌唱力のある方で録音品質の高いソースは、声質がこういうものだったんだ! なんて素晴らしい歌唱力! 楽器の音色! となります。

 

”Λ8.24”これを知らずして、オーディオ機器をアップグレードすることは、かなりの遠回りになると思います。その過程が楽しいのですが、、、