先日、私を含めて3人で食事に行ったとき、
私以外の2人(その2人は生年月日が同じ)が
「自分の服装やジェスチャーなど、
見た目が変に見えていないかが
気になって仕方がない」
という話をしていた。
自分が着てる服の色や素材が
季節やTPOに合っているか不安だったり、
話すときのジェスチャーが
はたからみて奇妙じゃないか気になったり。
それを私は、
面白いな~、私にはない感覚だな~
と思って聞いていた。
私自身はそういうことはあまり気にならない。
私は何が気になるかというと、
話し方が変じゃないか?ということ。
今、「ありがとう」のタイミングが変だったんじゃないか、とか
文の途中で途切れるような発話をしちゃったな、とか。
そっちにばかり気が向いて、
何を話したかったのかわからなくなることも多い。
本当に、人によって、どの分野で人目が気になるかは全然違う。
そもそも、人目が気にならない人もいるんだろうけど。
こうして人と話していると
自分がめっちゃ気にしてることを
周りは全く気にしてないことに気づく。
自分のことをちょっと客観的に見れる。
「それ、わかるわ~」と
共感できる相手との会話も楽しいけど、
相手の感覚が
「わからない」「ピンとこない」
「全然共感できない」
というところからスタートして、
相手の話に耳を傾けているうちに
自分との違いがどこにあるかが少しずつわかったり
相手の見ている世界が垣間見える感じを得たりするのも
すごく面白いプロセスだな、と思う。
もちろん
絶対この人とは仲良くなれんわ!
という相手の話を聞くのは難しいし
そこを無理に聴こうとすることもないと思うけど。
(その場合、相手を無理に聴こうとする前に、
自分の気持ちを聴くのが先かな)
たとえば、
仲の良い相手が、自分に反論してきたとき
自分の意見を飲み込んで変に同調するのでも、
相手に反発するのでもなく、
「え、それってどういうこと?もっと聴かせて」
って言えたらいいな、と思う。