5日前 妻のお父さん つまり 僕の義理の父が亡くなった。
80歳だった。
僕とは16年のお付き合いだった。
義父は70歳の時に 脳梗塞により誤嚥性肺炎を引き起こし 食べ物や水分を一切口から摂る事が出来なくなった。
1日3回 自分で鼻から管を通し 義母が液体栄養を流し込むという生活を丸々2年続けた。
そんな中でも 孫達には 「ご飯食べたか?早く食べて来なさい。」などと声をかける優しい人だった。
その後 金沢英哲先生という名医に出会い 喉に呼吸のための孔を開けるという10時間にも及ぶ大手術を受けた。口から飲食は出来るようにはなったが その代わりおしゃべり好きだった義父は声を失った。
それから8年 徐々に身体が弱くなり 次第に寝たきりになっていった義父は 最期は病院のベッドで静かに息を引き取った。
葬儀の最後 出棺の段になって僕は大人になって初めて嗚咽しながら泣いた。
食べれない 喋れない 歩けない 義父の壮絶な10年を見てきたから。
もし自分がその立場だったら あんな風に生きられただろうか。
義父の姿は まさに昭和の強い男だった。
義理人情に厚い 昔かたぎの人だった。
自分にもっと出来る事はなかったのだろうか。
悔やんでも後悔してもきりがないけれど。
義父の背中を心に刻んで これからの人生を生きていこうと決めた!
義父のように 困っている人や弱い人に 手を差し伸べられる人間でありたいと 強く思った。