オーダー枕を福岡で作ってる、よくねる寝具店の本徳輝樹です。

 

 

肩こりと枕の関係について書きます。

 

肩こりじゃない人の方が少ないですよね。名刺交換とかすると「ああ、お布団屋さんですか~ 私、枕がずっと合わなくてね。肩こりも酷いんです。」というような事をおっしゃる方の確立が非常に高いのです。でも、中には肩こりを感じたことがないという方もいらっしゃいます。ただ、枕は合っていない気がすると。不思議です。肩こりという自覚はないが、枕が合っていない自覚はある。ということは、「肩こり」の定義が曖昧で人それぞれだということでしょうか? そもそも肩こりってどんな状態なのでしょうか?

 

肩こりってどんな状態

 

一般的には、首もしくは首の付け根にかけて、張り、痛みなどの症状があること。中には頭痛や吐き気を感じる方も。また、目がシバシバしたり疲れを感じたりすることもあります。症状は人それぞれです。肩こりって病名ではないから人それぞれ定義が曖昧なのは当たり前なのかもしれません。

 

肩こりの原因って?

 

肩こりの原因 その1 スマホ・パソコン

 

これは最近よく言われることですが、スマートフォンが普及してさらに肩こりの人が増えたようです。スマホ首なんていう言葉もできた程、スマホを原因とした肩こりが増えています。パソコン作業でもそうですが、頭が前にでた状態で長時間いると、首や肩に通常の何倍もの頭の重さがかかります。これが肩こりの原因になるのですね。

 

肩こりの原因 その2 寒さ

 

寒いと筋肉は硬直します。この硬直した状態が続くと凝りや痛みの原因となってしまいます。夏でも、エアコンが効き過ぎている部屋で長時間仕事をしていると肩こりの症状が酷くなるのはそのせいです。

 

肩こりの原因 その3 重い荷物

 

カメラマンの方や重い荷物を持ってまわる方の多くが肩こりです。最近では、ゆとり教育後教科書が増えたこともあり、小中学生のランドセルやリュックがもの凄く重たいので、登下校でもの凄く体力を消耗してしまいます。整骨院に通う子供が増えているそうです。

 

肩こりの原因 その4 ストレス

 

また、対人関係のストレス、責任重大な仕事を任されたりするプレッシャー、進学・就職・転勤・転職などによる環境の変化など、精神的なストレスが原因になることもあります。

 

肩こりの予防

 

肩こりの原因は様々ですが、症状としては首回りの筋肉が硬直することです。筋肉を硬直させないためにはいくつか方法があります。

 

 

  • 長時間同じ姿勢をとらない
  • 血行を良くすること
  • 適度な運動をすること
  • 入浴すること

 

オーダー枕にできること

 

私がオーダー枕を作るときに注意するポイントは、どの筋肉も硬直してないことです。枕が高すぎると首の背中側の筋肉が硬直します。逆に枕が低すぎると今度は首の前側の筋肉が硬直します。丁度いい高さの枕で眠ると、どこの筋肉も硬直していないリラックス状態ができます。この状態だと、朝起きて肩がバキバキなんてことにならないのです。

 

横向きの場合でも同じです。高すぎたり低すぎたりすると首を傾げた状態になってしまい、左右どちらかの筋肉が硬直します。そうでなく、真っすぐどの筋肉もリラックス状態を作れるよう、枕の高さ調整をすることが大事です。

 

肩こりにならないために

 

肩こりの定義、原因、予防、枕について書きました。人間は二足歩行なので立っているだけでも肩こりの原因を作ってしまいます。スマホやパソコン作業を長時間しなくても、重い荷物を持ったりしなくても肩こりは人間に付いてくるのです。だから、眠るとき位はリラックスした状態にしたいものです。朝起きてバキバキなのはイヤですよね。リラックス状態を目指してオーダー枕を作っています。