イケメンのお客さんが、有利だったわけではない【風俗】
風俗で働いていた頃、「やっぱりイケメンのお客さんのほうが嬉しいんですか?」そんなことを聞かれることがありました。でも私は、その質問に少し困っていました。というのも、私は、お客さんをあまり見た目で見ていなかったからです。今振り返っても、「あの人はイケメンだったなぁ」と思い出す人が、ほとんどいません。逆に、話し方や会話の内容は、意外と覚えています。部屋に入ってきたときの空気。最初の一言。笑うタイミング。人との距離の取り方。私が見ていたのは、そういうものだった気がします。だから、顔よりも先に、「この人は今日はどんな人なんだろう」と考えていました。たぶん、接客をするスイッチが入っていたんでしょうね。何年も経った今でも、顔 は思い出せないのに、会話だけ覚えているお客さんがたくさんいます。性癖の話だったり。仕事の話だったり。誰にも話せなかったことを、ぽつりと聞かせてくれた人もいました。そういう時間のほうが、私の中では印象に残っています。だから、「イケメンのほうが得だったんですか?」と聞かれても、私はあまりピンときません。少なくとも私にとっては、顔よりも、その人がどんな空気を持っているかのほうが、ずっと大きかったからです。風俗って、見た目がすべてだと思われがちです。でも私が見ていたのは、顔ではなく、その人らしさだったのかもしれません。だから今でも、印象に残っているお客さんを思い出そうとすると、顔ではなく、会話や空気ばかり浮かんでくるのです。このブログでは短めに書いていますが、ねむりのnoteでは一つひとつの出来事を、もう少し深く書いています𖤐˒˒