嵐の子 | ~ 合歓の花の開く刻 ~

~ 合歓の花の開く刻 ~

心の琴線に触れた日常への返しうた

お盆明けから直ぐに、台風到来で、不安定な天気が続いていますね。

今年は、台風の目が三つもできて、最後の目が、未だくすぶり続けている模様(汗)
早く、なるべく穏便に通過していってほしいです。


私と言えば、ご存じの方もいるかと思いますが、昔から「嵐女」と、呼ばれています。

イベントに出席する時、
懐かしい友人と会う時、
珍しく旅行する時、

私が楽しみにして、待ち焦がれれば待ち焦がれるほど、かなりの高確率で、夏は台風、冬は吹雪きます。

親しい友人には、
何か特別な催しに、私が出席する時、

「雨になるのは『もうあきらめるから』せめて、嵐を呼ぶのだけは控えて^^;」

と、必ず釘を刺されます(笑)

と言われても、コントロールする術が、あるわけでもなく(汗)

仮にコントロールできたとしても、自己都合で天候を操作するのは、如何なものかと、苦笑してしまいます(^-^;


しかし、よくよく思い出してみると、子供の頃の私は、雨も嵐も好きでした。

部屋の中のほの暗さ
雨戸を叩く風の音
心に深く染みる雨の音

何処に、出掛けなくてはならない、という必要性を持たず、
学校さえ行けなくても、へっちゃら(むしろ好都合)

そんな子供の私には、このシチュエーションが、たまらなく魅力的で、いくらでも空想の世界をこしらえ、自由に、どんな世界だって行けました。


大人になってから、

仕事への通勤を心配し、電車の運行状況ばかりとにらめっこ。

出勤時は何時頃家を出れば、遅刻しないのか、
帰宅時は、きちんと帰ってこれるのか、
もし休みになったら、給料はいくら減るのか、

そんなことばかり考えて、嵐のウィークデーに、いつのまにか、眉をひそめるようになってしまいました。


社会人として、社会に参加して生きている以上、これも致し方ないことなのかもしれません。


ですが、お休みの日に訪れる嵐。
大人の心配をしなくていい日の嵐には、

もう一度子供に還って、


部屋の中のほの暗さ
雨戸を叩く風の音
心に深く染みる雨の音

を堪能して、

空想の世界へ誘われてみたいと、思います(^-^*


台風前 
画像提供:Photo AC


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