光へ | ~ 合歓の花の開く刻 ~

~ 合歓の花の開く刻 ~

心の琴線に触れた日常への返しうた

合歓木

朝を知らせる光は
だいぶ高い位置で
もう暖かいのだと
精一杯伝えている

身にまとった重いコートは
冷たい風を凌ぐためのもの
脱ぎ捨てたとき身体は軽く
心許なく思うかもしれない

だけどもうコートは
必要ないと思うんだ

君の創った哀しみは
見返りのただの風景

軽くなった身体なら
どこにだって行ける


雲が舞っている
風が急いている
芽が息吹いてる

光が微笑んでる


進もう

春の光へ進もう
進む君の足元に
青空が零れてる


天人唐草 
花:天人唐草(別名「瑠璃唐草」「オオイヌノフグリ」)
撮影:合歓木




読者登録してね




ペタしてね