光へ合歓木朝を知らせる光はだいぶ高い位置でもう暖かいのだと精一杯伝えている身にまとった重いコートは冷たい風を凌ぐためのもの脱ぎ捨てたとき身体は軽く心許なく思うかもしれないだけどもうコートは必要ないと思うんだ君の創った哀しみは見返りのただの風景軽くなった身体ならどこにだって行ける雲が舞っている風が急いている芽が息吹いてる光が微笑んでる進もう春の光へ進もう進む君の足元に青空が零れてる 花:天人唐草(別名「瑠璃唐草」「オオイヌノフグリ」)撮影:合歓木