登山道 | ~ 合歓の花の開く刻 ~

~ 合歓の花の開く刻 ~

心の琴線に触れた日常への返しうた


合歓木

昨日は泣いて泥濘(ぬかる)んだから
足を置く場所に気をつけて

一歩ずつ 一歩ずつ
今何処を踏んでいるのか
確認しながら登るんだよ

上ばかり見ていると
足場から気が逸れて
滑る道に怪我をする

今、君は何処にいるの?
今、何処に立っている?

確かな道踏みしめながら
頂を目指し登って行こう


登るのは辛く苦しいね
こんなに険しい道とは
思いも寄らなかったね

まるで岩ばかりの崖さ
見失えば転げ落ちるよ


両手を使ったっていいじゃない
這いつくばってもいいじゃない
確かな道を登って行くのならば
みっともなくてもいいじゃない

岩場を眺めて 涼しく目を細め
「何の為?無意味なことだ。」
呟き引き返すお利口さんより

きっと何倍も恰好いいよ


そう…登っても何もない
金運を授ける神はいない
出世を叶える神はいない

頂で待っているのは
景色を眺める君の姿
唯一無二の確かな君


頂の景色を眺める君は
何を手に入れただろう



場所:筑波山女体山登山道
撮影:合歓木


 男体山
場所;女体山頂から観た男体山
撮影:合歓木

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【関節夫X松尾多聞】と詩人たちの夜会 第二夜
~クリスマスナイトに響く、聖なるコトバ~


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