(その1)は こちら
撃たれたのは日高先生だった
医学を学ぶ章と耕助さん
すぐさま人工呼吸を…
あっ!ボク人工呼吸は得意です~!
あっ、これは現代式の人工呼吸ね
江戸時代はまだ…手で押さえて…
ん?ちょっと手の位置が高すぎるな~
両手で止血してるだけなのかな…
出血がひどいんだから、みぞおちバンバンやったら死んじゃうね
日高先生は助からなかった…
(ボクのせいじゃないです)
そして…またまた現場に左近どの…
日高先生には鉄砲の抜け荷の疑いがあるという
左近どのが何か知っているかも…
それともう一つ…江戸行の話も…しておかないと…
でも…なんて言おうか…
お、思い切って…
ふふふ…
でも章くん…
また変なのを連れて来ちゃったみたいだよ~
(ボク前しか見えてないから…)
まあ、こっちは置いておこう…
左近どのは、日高先生のことは…何も教えてくれなかった
仕方ないもう一つの用事…
良かったじゃないか…
頑張って修行して来いよ
左近ちゃんの精いっぱいの励まし…
生きてる世界が違うんだ
いつかは別れる日が来る
分かってはいたけれど…
まだまだ先だと…
江戸…
いつかは行ってみたいと夢見てた…
だけど…今…か…
(つづく)