ひっそりと道場の中央に立っている。
彼を取り囲んでいたのは5人。いくら演武といはいえ、
一度に5人を相手にするのはたいへんだ・・・
その5人も、高段者の中から選ばれている。半端な実力ではない。
美作竹上流の二百年祭演武大会の最大の呼び物が、この
黒崎勇治による「5人取り」だった。
これ ↓ の冒頭のシ~ンです。
そして最後は、
日本からやって来たSATの精鋭達を、黒崎くんが投げ飛ばしたところで・・・
はい!おしまい!≧(´▽`)≦
まだまだST黒崎くんにはまっております。
やっぱりこの編まで読んでしまわないと終われない!
たった5人しかいないSTメンバーが何故揃ってモスクワに集合し、
事件を解決せないかんのか?
今野先生、かなり無茶な設定やないですか! と、思ったけれど・・・
その答えは解説の最後に・・・(´∀`*)
今野先生は空手と棒術の有段者で、自ら空手道場「今野熟」を主催され、
毎年空手指導のためにロシアに赴かれているそうな。
で、今野先生お気に入りの(多分そうだと・・・)黒崎くんを
美作竹上流のモスクワのセミナーに派遣したのね(*´∀`*)
なんとなくモスクワの雰囲気が・・・無いかな( ´艸`)
「黒いモスクワ」ってくらいだから、
事件の謎の解決に黒崎くんが大活躍するのでは?と思ってましたが、
なにせ無口でねえ・・・
でも、少ないセリフが全て、重要なのですねえ。
「黒色火薬のにおいも、ダイナマイトやTNTのにおいも、
コンポジション系のアルコール臭もない」
「焼けた小麦粉のにおいがする」
「どの程度の風で、粉塵爆発が起きるほど
小麦粉が舞い上がるか。それが気になる」
「湿気だ」
捜査中に黒崎くんが発した言葉はこの4つ・・・(´∀`*)
全て事件解明に繋がる重要な言葉ですが・・・ちょっと・・・さびしい・・・(^_^;)
まあ、それが黒崎くんですからね。
しか~し、今回も、武道家黒崎くんはメチャメチャかっこいいです。
相手が気合を入れて突っ込んでくる。
黒崎くんの身体がゆらりと揺れる。
突き掛かってきた男の体が・・・宙にくるりと弧を描く。
あっ、今回はヤ~さんやマフィアさんたちとの立ち回りではなく
美作竹上流のセミナーで、見本の立ち回りをやって見せるのですが
ゆらりで・・・ふわりで・・・くるり・・・で、相手は参った・・・です (´▽`)
ほかのSTメンバーたちは、それぞれの優れた能力を発揮して事件を解明していくだけなのですが
黒崎くんは、それに加えて武道家としの活躍が必ず描かれております。
やっぱり今野先生、黒崎くんが、そして武道が大好きなのですね。
(追記)
え~!黒崎くん、STを辞めてモスクワで武道の指導者に~?
と、とんでもない話が持ち上がり、
そんなことになったら、シリーズ化されたSTに黒崎くんが登場しなくなる~!
と心配いたしましたが、
まさかの犯人のおかげでこのお話は消えました。
メデタシ!