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眠猫セラピストの
個人ブログです
路面店のブティックに勤めていた当時を
ふと思い出した時に
店内での過ごし方が
理にかなったエネルギー作りだったな~
と気付いたお話です
そのアパレルブランドは
全く知名度の無い高級ブランドでした
個性的なデザインと、それを
再現する素材にこだわっていて
それゆえ全国展開にもかかわらず
1アイテムの制作販売数がとても少なく
単価が上がる高級アパレルでした
しかも
小さな店内に店員2名、ガラス張り、
出入口は狭い片面ドア1つのみ…という
入ったら逃げられない感たっぷり
という売るにはハードルが高い店。
おまけに一等地にあり
狭い店の家賃を聞いて
ゲッと思った記憶があります
そんな条件のブティックで
店長を務めていた時の話です。
スタッフ1名と仕事をしていたのですが
店内で大切にしていたのは
常に動いていることと、楽しい雰囲気。
よくある話、
だと思いますよね
でも重要なのは、
その内容なのです。
外側に見えている
動いている楽しい雰囲気ではなく
内側の内容です
※内側の内容な為、どうしても抽象的な
説明になってしまいますがご了承ください。
ひとつめの
「動くこと」
と言っても、せかせか動くとか
作業に集中してあれこれする
とかではありません
・隙を作る
・空気を動かす
という感じでしょうか。
実際に行っている作業は
どこでも行っている内容です。
ディスプレイの変更や、
店内の片付け、レイアウト替え、
コーディネートの考案や雑務など。
ふたつめの「楽しい雰囲気」にも
繋がる事ですが、交感神経ではなく
副交感神経を優位にして動くイメージです。
もちろん、あくまでイメージであって
本当にリラックスしたり、遊ぶように
仕事するとかではありません。
確かに仕事モードでその場に居るのですが
ピリピリしない、キリッとしていない、
集中するような緊張感を発しない、
常にウエルカムなやわらかな隙を
作っていた覚えがあります。
常に動いているのは、空気を動かすため。
狭く小さな店の中に
空気の動きと流れを作っていました。
当時はエネルギーなんて考えて
いなかったけれど、今思えば
場のエネルギーを沈殿させないように
溜めてしまわないように、
滞らせないようにしていたんだと思います。
そして、ふたつめの
「楽しい雰囲気」
で絶対にやってはいけないのが
身内同士で楽しく過ごす、です。
空気を読むって、要は、
場のエネルギーを感じている訳ですよね。
ということは、例えば販売員同士だけで
一体感を持って盛上っていると
そこに閉鎖的なエネルギーが出来上がって
それを周囲は感じる訳です。
当然、お店に入りにくくなるし
目的があって店内に入ったとしても
良い気持ちにならない人が
確率的に多いと思います。
私の言う楽しい雰囲気とは、
ひとつめにも出てきた
隙のある状態です。
スタッフと話しながら作業しますが
その時のエネルギーは
ふたりを囲む範囲ではなく
店の外の通りまで含む範囲です。
これを言葉で表そうと思うと
隙がある状態ということになるのですが
語彙力がなくてすみません
楽しい雰囲気=楽しい波動、で
自分たちの外側に居る範囲の人達まで包む。
言い換えると、
・テリトリーに入れている
・同じエネルギー場に存在
という状態になります。
そうすると格段に入店しやすくなるのです。
だって、入店前から
同じエネルギー場に入っているのだから。
わかりやすいように、
エネルギーをシャボン玉で
考えてみましょう
店内にいる私とスタッフが、ひとつの
大きなシャボン玉に一緒に入っています。
店の外には、別のシャボン玉に入ったあなた。
その状態であなたが店内に入り
私やスタッフと一体感を得るには
同じシャボン玉に入らなくてはなりません。
面と向かって
ふたつのシャボン玉をひとつに合せる
同じエネルギーにする作業が必要になります。
でも、私とスタッフのシャボン玉が
店の前まで覆っていたら
あなたは店の前を通る時点で
私たちのシャボン玉に入ってしまうのです。
つまり一体感が得られる状態となり
且つ、地続きの店内に入りやすくなる
という訳です。
こんな感じで意図せずやっていた事でしたが
思い出してみたら、エネルギー作りを
していたんだなと思ったお話です。
もちろん、これだけで売上を
あげられていたわけではなく
他にも様々なことをしていましたが、
まずは入店していただかないと
他のチカラも発揮しようがありませんから
抽象的な話でしたが、内側のお話でしたので
どうぞご勘弁くださいね