かなり昔に見たので、記憶が曖昧な映画『この世界の片隅に』っていうやつ。

第二次世界大戦の日本のアニメなんですけどね…


《ネタバレになるかもなので、見る予定の人はご注意を》


基本的には可愛いテイストの絵だし、そんなにグロ描写はないです。主人公も兵隊とかじゃなく、普通の女の子だしね。

広島ではないけど近くの町に住んでたはず。

なんか結婚して嫁いだけど、不妊?で、ちょっと義実家(同居)で立場がない感じ。

おとぼけキャラで、絵を描くのが好きっていう女の子だったかな。

空で爆弾が弾けてるの見て、絵の具でバシバシ描いてる想像しちゃうような。ちょっと天然?憎めないけど、姑さんからしたら使えないやめだろうなーって感じ。



だけど、私が思い出して張り裂けそうなのは、主人公とその家族ではなくって。名前も無いような母子。ここだけ生々しい描写だからびっくり。


広島の原爆シーンの後に登場するから、おそらく被爆者なんですかね。

母親は右腕を失い、右半身なんか沢山刺さってで服は血だらけ。ヨロヨロしながらも、残った左手で女児の手を引いて歩いてるんです。女児は怪我なさそう、母が身を挺して守ったのかな?

瓦礫に座ってそのまま母親絶命。でも、女児は手を繋いだまま動かない。

しばらくすると母親にハエがたかるのを一生懸命に払ってるシーン。からの、ウジが出て遺体が崩れる。そこでやっと母の死に気づいたのかな?特に台詞とかなかった気がするので、見る人の想像にお任せな感じ。

母の遺体を何度も振り返りつつ、女児は1人で歩き始める。1人で物陰で寝たり……



このシーンを見た時、確か1人目産んだあとかなんかでさ……なんかすごくギューってなったんだよね。身を挺した母の気持ちとか。それでもどこか安全な場所、もしかしたら親戚の家とか目指す何かあったのかな?とにかく進まなきゃって思った気持ちとか。

全然わかんないけどさ。そんな状況になったことないから、わかんないけど。わかる気がしたって言うか。

この子を守るためなら身を挺して死ねる!って気持ちもわかるし。この子を1人残して死ねない!っていう気持ちもあるじゃん。

語彙力なさすぎて全く表現出来ないけど……とりあえず寝ている我が子見に行ったんだよね。(お昼寝中にネトフリとかみてたから…)


なぜかふと思い出してしまって、ソワソワ。

誰かに話す話題でもなくて、ブログに書いてます(笑)



ちなみに、その孤児になった子はたぶんハッピーエンドだよ??放射能とか大丈夫かな?ってかはするけど、映画内では幸せに暮らして終われる。