「はい、潤これ」
「あれ?焼酎じゃないの?」
「開始が昼間だしね。
今日はこれ」
「ゴディバのお酒?チョコレートリキュール?」
ん~、ならフラムクーヘンは胡椒強めの方がいいかなぁ?
そんなことを考えてたら翔くんが、
「味見用だけど、俺から潤へのチョコがわりね」
そう言ってもう1つ小さな瓶を手の上にのせた。
わいわいとお酒の席は進み、みんなお酒がまわってくる。
そういうボクも、ほわわんとして甘いリキュールを飲みながらチョコレートファウンテンではしゃぐまーとカズを見てた。
「ふふふ、たのしそー。
しょーくんありがとねー」
「んー、こっちこそ美味しい料理とチョコレートをありがとう」
「んふ~」
「ってか、お前だいぶ酔ってないか?」
「よってないよー、でも、このリキュールおいしいねー」
「・・・半分以上、1人で飲んだのか・・・」
なんかしょうくんがいってるけど、ふわんふわんしてきた。
あれーしょうくんチョコはもういいやって言ってたのにまたチョコレートに手をのばしてるぅ。
あ・・・、
「ゆびですくったらべたべたになるよー」
そう言ったのにゆびですくっちゃった。
「もー」
って笑ったら、そのゆびでボクのほっぺたをなでて口唇もなでる。
そのままぺろんってほっぺをなめら、キスされた。
*