Halloween night~大人のキス【キミ・ハ・ムテキ】 | ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

嵐が大好物
J担 翔潤loverですが、櫻葉&大宮何でもアリです(妄想、腐ってます)

人の勧誘目的、宣伝目的、男性は入室されないでください。
絶対に申請認定しませんから。



お酒を取りに行く時。

ご飯を食べようと、口を開けた瞬間。

ソファーでみんなでにこにこ笑ってる最中。

いろんなタイミングで、みんなのキスが降ってくる。

ボクの思考回路はショートしちゃったみたい。

クラクラしちゃって、ふわふわするからちゃんと座っていられない。

でも、誰かに寄りかかってもキスは降ってくるし、いつもの軽く触れ合わすようなキスじゃない『大人のキス』に、身体が熱くなってくる。

「ね・・・ぇ、もぉおわりにして?」

「やだよ」

「嫌ですね」

「やめないよお?」

意地悪な3人の声。

翔くんが、コトンとグラスを置く。

「今はやめてもいいけど、後でベッドの上でまたするって約束して?」

ベッドの上?

でも、今はやめてくれるなら・・・。

「いーよ」


「やぁ!」

ベッドの上みんなに囲まれて、髪の毛から指先、足先までキスをされるボクの口から出るのはあえ ぎ声だけ。

「んんっ!」

啄むようなまーのキスが、

熱く絡まるようなカズのキスが、

しっとりとゆっくりと快 感を呼び起こすような大野さんのキスが、

クチュッと耳の中に押し 込まれる翔くんの厚ぼったい口 唇と、舌 が。

「大丈夫、キスだけだから」

そう言った翔くん。

でも、翔くん・・・みんな服を着てるのに、ボクだけシーツ1枚で・・・。

「くふふ。

気持ちいいでしょ、大人のキス。

潤ちゃんったら目がトロンとしちゃって」

すっと、まーがボクの身体を離した。

大野さんに、

「潤からも頂戴よ、大人のちゅー」

って言われて頑張ってちゅーしたら頭をくしゃくしゃってされて、大野さんも離れて部屋を出て行く。

「はい、じゃあパジャマ置いておくから」

ほっぺにチュッてしてカズも出て行った。

しょーくん、は?

「しょ・・・」

「ふふふ、俺はタイムリミットが来ちゃったから」

「タイムリミット?」

「そ、時計見てごらん。

みんなと向こうの部屋で待ってるな」

ふふって笑って部屋を出て行く。

見れば時計の針は0時を回っていて、やっとそこでみんなが部屋を出て行った理由がわかったんだ。

Halloweenはオシマイ。

だから「大人のキス」もオシマイ。


何とかパジャマを着ることはできたけど、もうこれ以上動きたくない。

「大人のキスって疲れるんだねぇ」

ふぁー、もう「大人のキス」はいいや。

向こうでみんながボクを呼ぶ声が聞こえる。

でも、ボクはそのまま丸くなってシーツに包まった。




「万聖節」へ