翔くんとのひととき１～キミ・ハ・ムテキ番外編 5/22

フクシア：信頼した愛

夜中に目が覚めた。

抱きしめられていた大野さんの腕の中から、

そっと抜け出してまわりを見れば、

ボクをかこむように、みんなが寝ている。

ふふっ、カズがボクのお腹のとこで、

あいばくんのお顔がボクの横だって思ってた。

違ったんだぁ・・・。

カズ、あいばくんに抱っこされてる。

って、あれぇ？

翔くん、いなぁい。

みんなを起こさないように注意してベッドから降りる。

寝室の扉を開ければ、

リビングの方から光が漏れてる。

翔くん、あそこにいるんだ？