Easy Crazy Break Down ⑫ | ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

嵐が大好物
J担 翔潤loverですが、櫻葉&大宮何でもアリです(妄想、腐ってます)

人の勧誘目的、宣伝目的、男性は入室されないでください。
絶対に申請認定しませんから。




「ば、バカ!」

翔ちゃんとニノにおっきな声で怒鳴ると、二人して肩をすくめる。

もう、あんたたちはって言いたくなるのをグッと堪えて、ボスッとソファーに身を沈めた。

でも、と思う。

何て心地良い空間だろう。

翔ちゃんがいて、ニノがいて、大好きな二人が笑いあってる。

『いい加減な気持ちで手を出したんならぶっ殺す』

そう言ってくれたニノ。

僕には自然と笑みが落ちてきた。



翔ちゃんはとっても優しい。

僕も大好き。

いつのまにかメンバーの中でも公認になってて驚いたけど、きっとニノが言ったのかなーんて思って、

「ニノーみんなに言ったぁ?」

って聞いたら、キョトンとした顔のニノは、

「あーばさん、聞いてないんですか?」

って言われた。

「なにを?」

「ワタシはあーばさんから聞いてしってましたけど、言うわけないでしょ?」

「え?、じゃあなんで潤もおーちゃんも知ってるの?潤なんか『良かったな』なんて言われたよ?」

「んふ、じゃあ、なんでみんなが知ってるか知りたい?」

こくこくと頷く僕。笑いながらニノが言った言葉に目頭が熱くなる。

「翔さんから電話があって、私たち3人、翔さんの部屋に集められたの」

「え?」

「でね、私と惑う潤くんと智の前で、翔さん正座してね。『雅紀とのことが好きです。付き合いたいと思ってます。でも、それをみんなには隠しておけません。許してもらえますか?』って土下座したんだよね」

ニノの話は初耳だった。

翔ちゃんのまっすぐさに、鼻の奥がツーンとする。

「こら!泣いたらこの後のもっと良い話おしえないぞ!」

「ふぇ、なぁにい?」

「泣かない?」

「ふぅぁ、がんばる。おせーてぇ?」

「もう、泣きそうじゃん」

ニノがクスクス笑いながら耳打ちする。

「『ステージ上の演出とかじゃなく、本当に惚れたんだ。俺を生かすも殺すもあいつ次第。今、俺が嵐でいられるのはあいつがいるからなんだ』だってさ」



「なんか、ひたってます?」

目の前にニノの顔があってビックリする。

「あ、や、あの・・・」

「あーばさん、最近翔さんと似てきましたね」

「へ?」

「「どこがよ?」」

そのニノの言葉にオレも翔ちゃんもビックリして声をあげる。

ニヤリと笑みを張り付かしてニノは言った・・・。

「ふふふ、本当に夫婦は似るっていいますけど、あなたたちもね、そっくりですね。その、くるくる動く表情とか、昔のあーばさんには無かったでしょ?」

「うっさい!」

オレは、笑いながらニノにクッションを投げつけた。

 

ニノ、だーいすき。翔ちゃんの次にね。