your song 18 | ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

嵐が大好物
J担 翔潤loverですが、櫻葉&大宮何でもアリです(妄想、腐ってます)

人の勧誘目的、宣伝目的、男性は入室されないでください。
絶対に申請認定しませんから。


車の後部座席人が横になれるよう椅子を倒して潤を無理矢理横にさせる。

病気じゃない、と言い張っていたが

「なら、俺は帰る。マネージャー呼ぶから。もう、知らないよ」

と脅すと、しぶしぶ横になった。

「なんか、今日の翔さんは強引だよ。ヤダよ・・・」

「嫌、じゃないの。言う事聴きなさい。とりあえず俺ん家行くから」

「え?」

「悪いけど、お前の大丈夫は信用できない。今日は俺の家に泊まれ。
明日はオフにしてもらってる。俺とで悪いが少しゆっくりしよう」

「でも・・・」

「俺とじゃ嫌?潤?」

努めて優しく、潤をあやす様に声をかけると、少し黙り込んだ後、

「じゃあ、メシは俺が作るかデリバリにして。翔さんのは嫌だ」

と笑った。


駐車場、潤が降りようとするのを留めて、後部座席へと向かう。

「何?翔さん何すんの!」

「何って、抱き上げるだけだけど?」

「え、自分で・・・ねぇ、翔さん!」

じたばたする潤にタオルケットをくるくると巻きつけ、自由を奪ってから抱き上げる。

「ねぇ!」

「落とすぞ・・・」

耳元低い声で囁くと、ピタッと抵抗を辞め腕の中から俺を睨む。

抱き上げたまま部屋に入り、ソファーの上に降ろすと、膝をついて潤の靴を脱がして放り投げた。

「何すんだよ。お気に入りの靴なんだから傷ついちゃうでしょ」

「抵抗した罰。それと、俺が戻って来るまでそこから動いちゃダメね」

「なんか、翔さん怖い・・・何?俺なんかした?」

何かを悟ったように、怯えた顔で俺を見る潤。

「酒とつまみ持ってくるから、ここで待ってて。話がある」


車の中で、ずっと考えていた。

このまま時間がたてば潤の心を解決していくのかもしれない。

でも、それは、あくまで俺がいて初めて成立することなんだと、
智くんの話を聴いていれば否が応でも解る。

ずっと、そばにいるつもりだよ。発作なんか起させない。

でもね、潤、それじゃダメなんだ。

俺を理由にしないで、自分と向き合って、そして一緒に治して行こう?