your song 4 | ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

嵐が大好物
J担 翔潤loverですが、櫻葉&大宮何でもアリです(妄想、腐ってます)

人の勧誘目的、宣伝目的、男性は入室されないでください。
絶対に申請認定しませんから。



朝、窓から差し込んでくる日差しに目を細める。

今日は午後から大野さんと撮影だ。

新曲の振り付けでしっくりこないところがある・・・大野さんに会った時、聞いてみよう。


出かけるための服を選び、キッチンに向かう。

すでにマグカップにはなみなみとブラックコーヒーが出来ていて、
それに口を付けながらソファーの所に置いた紙袋を見やった。


昨日のオフ、買い物に出掛けたオレは自分の手にしている服を見て驚いた。

何も考えずに手にしたその服は、どう考えてもオレの趣味ではなくて・・・

「あっはは。これ、翔さんに買ってこうかな」


自分の買い物と一緒に買ったそれは、ラッピングなんて恥ずかしくて出来なかったから、
サイズのデカい紙袋の中だ。

「きっと、渡せないんだよな・・・オレ」



「すみません、スミマセン、オレ・・・」

口元に手を当て、緊張しきった顔で潤が声を上げた。

撮影が止まる。

「大野さん、ごめん。スタッフさんも、ごめんなさい」

「潤くん大丈夫?ちょっと、休憩してくる?真っ青だよ」

「あ、でも、時間押しちゃうよね。大野さんこの後も仕事あるんでしょ?」

「まず、座って。ちょっとマネージャーに確認してくるから」


何だ?

真っ青な顔をした潤。冷や汗を滴らせ、渡された濡れタオルで顔を覆う。

さっきまでは普通、だったよな。普通に智くんと笑い合ってた。

撮影は順調であと少しで終わると言う時、突然潤の顔色が変わった。

手が震え、持っていた皿を落とす。

カシャーンと言う音がスタジオに響き、自分の行動に呆然とする潤がいた。

あ、楽屋に戻るのか?

大野さんとマネージャーに促されて、スタッフに抱えられるようにスタジオを出る潤。

大野さんが隠れて見ていた俺の方に歩いてくる。

「見てた?」

「なに、アレ」

「翔くんの前であんなになった潤見た事無いでしょ。でもね、かなり前からだよ、あれ」