じゅんくんの食べたい物 | ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

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嵐が大好物
J担 翔潤loverですが、櫻葉&大宮何でもアリです(妄想、腐ってます)

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絶対に申請認定しませんから。



「じゅんくん、ごはん食べに行こう、ごはん!」
さっきまで鼻歌を歌いながらスケッチブックを広げていた大野さん。鉛筆で書いていたからだろうけど、指も手の腹も真っ黒にして、その手で擦るから、顔も真っ黒。
この人夢中になると、本当に子供みたいだ。
「ごはん、ごはん~」
「はいはい。良いけど、まず、手と顔を洗ってきてからね。真っ黒だよ」
しぶしぶと言った様子で行った備え付けの洗面所の前、鏡を見て「ぅおおお!」とか叫んでる。
メシに誘ってくるなんて久しぶりだ。なんか用でもあんのかな・・・。

「車、出すのは良いんですけど、どこ行くんです?」
「メシ」
「じゃなくて・・・」
誘ってきた挙句、行き先がメシって、会話になってないじゃんか。
「ちょっとまってねぇ、お店の名前忘れちゃった。とりあえず西麻布~」
ふ~ん、店調べてくれるなんて、行き当たりばったりの大野さんらしくもない。
ますます、なんかあるのかと疑っちゃうな。
「あ、あった、あった、香福筵ってとこ。あ、もうメニューは決まってるから」
「え?予約とかしてくれてんの?大野さんにしちゃ仕事早いね」
「んふふふ~、じゅんくんウェブに冷やし中華が食べたいって書いてたでしょ。だから食べに連れてってあげよっかなって思って~」
にっこり笑う大野さん。
なんだ、裏があったわけじゃないんだ。
「いやぁ~嬉しいな。ありがと、リーダー」
んふふ~と笑う大野さん。こんな風にしてもらえるなんて純粋に嬉しい。


が、しっかり、裏が、あった・・・。
「ちょ、大野さんマジこれ辛いっす!辛いって!!」
「冷やし中華食べたいって言ってたじゃん」
「辛いのは、ヤダ!しかも、超辛い!あ~っ口、ビリビリする!辛い!辛い!」
「じゅんくん、オイラのおごり、食べらんないとか言わないよね?」
平然と食べ続けながら、に~っこり微笑んだ大野さん。
オレには悪魔にしか見えなかった・・・。

辛いのは嫌いだってば!!!