見終わりました!大物✌️『如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~』(如懿傳) | 眠いねこのブログ

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原作小説があるドラマだったんですね。
流瀲紫さんの小説<後宮如懿傳>は、『宮廷の諍い女』の原作小説<後宮甄嬛傳>の続編なんだそうです。
この作家さん脚本も担当していたとか。。。

なるほどね。
史実とはちょっと違う設定が継続されてたりするのは、そんな訳なのねー。

しかし、『如懿伝』は脚本が素晴らしかったですね。
次期皇帝(嘉慶帝)の生母となり、最後の勝者を主人公にしたサクセスストーリー『延禧攻略』(瓔珞)に対して、
『如懿伝』は、みすみす歴史から葬られることが分かっている敗者を主人公にドラマを成立させています。
確かに、史実的にはハッピーエンドはあり得ないと思いながら見てたこちらとしては、少し辛かったんですが。


最初は恋い焦がれていた男性と夫婦となって幸せも享受したけれど、その夫が自分への猜疑心を募らせていくなかで、自らの意思で決別を告げ、精神的自由を得た自己が確立された女性をがっつりと描ききってますよね。


夫の方は、疑いが間違いだったと分かってからよりを戻そうとしますが、
女は一度見限ったら、後戻りはしないですよね。これ、万国共通だと思う😄

一方で、歴史的には勝者として見られている衛嬿婉ですが、
“繼皇后失脚後も魏佳氏は皇后に立てられることのないまま死ぬ”、
“魏佳氏が産んだ第十五子が皇位を継ぐ”
“子供たちの養育は自身では行わなかった”
3番目の子供達の話は瓔珞の時は、体が弱くってという理由だった気がするけど一番多く子供を産んでいるのに?って疑問に思ってたんだけど、今回の脚本では納得できたんですよねー。
史実にちゃんと辻褄を合わせて物語を締めくくってますよね。この辺も上手い!


周迅(ジョウ・シュン)さん演じる如懿は、最初こそティーンとは思えない低くハスキーなお声で、違和感を感じましたが、
生涯でたった一人、弘曆という男性だけを愛した一途で純粋な女性でした。
だからこそ大きかったであろう如懿の失望感を、感情を抑えて静かに演じていたので、余計に切なくて、グッと来ました。


周囲の人間に対しても、瓔珞のように「やられたら、倍返しだぁ!」って感じではなく、
「悪事は明らかにして、罰をきちんとうけさせる」ってスタンスに終始していて、理性的で理想的な皇后だったなぁ。。。と。

そんな皇后を周迅(ジョウ・シュン)さんのあのお声で冷静沈着でありながらも、周囲の人間を大事に思っているあたたかい人柄を感じさせる雰囲気がとても良かったです。
瓔珞の富察皇后とはまた違った魅力で、こちらの皇后の事も好きになりました。


そして、私の中で「不憫な子」枠から抜け出せない凌雲徹役の経超(ジン・チャオ)さん。

凌雲徹の成長物語でもあったと思いますが、やっぱり最後が不憫で。。。😭😭😭
衛嬿婉に振られてやけ酒あおってた頃から比べたら、最後に向かって凄く大人の男になっていきましたよね。
最後に衛嬿婉から証拠の品をとりかえし、
自分の命で皇后を守ろうとする凌雲徹はホントに良いオトコに成長しました。😭

あらぬ疑いをかけられ、罰を受けて再び如懿の前に姿を表してからの彼は、185cmの大柄な身体をちっちゃくちっちゃくして痛々しい😭



ああぁ、幸せになる経超(ジン・チャオ)さんが見たいわ~😢
不憫で不憫で。。。

まだまだ語りたい。。。けど、長くなったからこのへんで。。。

続くのか?