何でしょうか
置き忘れてしまったようだ。
そう気付いたときには既にバスが出ていた。次のバスは15分後。
けれどそれじゃあダメなんだ。バスは30分周期で回っている。
次のバスに乗っても、前のバスには決して追いつけない。
真逆に位置するメリーゴーランドの馬。
30分、待たないといけない。
少し長いとは思うけど、アレが返ってくるのなら苦にはならない。
僕はここで待つことにした。
30分経って、バスが帰って来た。
「忘れ物が無かったかな。」僕は尋ねる。
『何も無かったよ。』運転手は答える。
「おかしいな、ここに忘れたと思ったんだけど。」
『大事なものなのかい?』
ああ、とても。
『よし、途中で見つけたら手に入れておくよ。』
「ありがとう、おねがいするよ。」
僕はまた待つことになった。
彼のバスが帰ってくる。
「どうだった?」『何が?』
「僕の忘れ物、探してくれなかったのかい?」
『そんな話したっけ?そういえば途中で何かみたような。』
「おいおい頼むよ。とても大切なモノなんだ。拾っておいてくれないか。」
『ああ、わかったよ。』
30分という時間。
何もせず、ただ待つだけというのは長く、辛い。
彼が僕の求めている物を持って帰る可能性は低いのだし。
ディーゼルのうるさいエンジン音が帰ってくる。
「どうだい、見つかったかい?」『さぁ?』
さぁ?さぁって何だよ。確かに君にとってはどうでもいい話だ。
「何か見つけたんじゃないの?」『うーん。』
彼は口ごもる。
『見つけたには見つけたが、あれは君の探しているものなのかな。価値がなさそうに見えたから、君が必死になって探している物じゃないと思ったんだけど。』
「手にしない事にはわからないけど、それかもしれないんだ。頼むよ、兎に角拾ってきてはくれないかい?」
『ああ、わかったよ。そこまで言うのなら。』
時間の流れがすごく遅い。
ほんの少しの希望。
待つことであれが返ってくるのならという気持ちが僕を繋いでいる。
帰って来た。4度目だ。
今度こそはという期待と、やっぱりダメかなという諦め。
複雑な気持ちで彼に尋ねる。
『君が探しているのはこれかい?』
そういって差し出されたものは僕の期待を無駄にした。
「これは、なんだい?」
『さぁ?落ちていたから拾ったのさ。ほら、やっぱり君の探している物じゃないね。』
「わかったよ。悪かった。自分で探す事にするよ。」
そう言って僕はバスに乗り込もうとした。
『ダメだ。君は乗れない。』
「え?どうしてだい?」
『悪いね、決まりなんだ。それに、今帰って来たのでバスはお終いだ。』
そんな。
途方にくれた。どうしたらいいのだろう。
アレは二度と返ってこないんじゃないか。
そんな思いで胸が苦しい。
『ところで、一体何を探しているんだい?』
そういえば、僕は何を探しているのだろう。
とても大事なものだった気がする。
あれ?「アレ」って何だった?
僕はそれすら忘れてしまったのか?
「いや、いいんだ。ありがとう。」
僕はそれだけ言うと、バス停を後にした。
何を無くしたのだろう。どうして探しているのだろう。
僕は、何をしているのだろう。
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という妄想。小説?小説なんて畏れ多い。意味がわからんし。これを木曜の授業中に思いついて、ノートに書いてました。授業聞きなさいよ僕。
上手い改行の仕方がわかりませんので、ノートに書いてある通りにタイプしてみました。改行どうのこうのの前に、文章がヒドイ。いいんだ。思いつきだから。
無くしたものってのは返ってきませんね。というだけです。物的なものであったり、心的なものであったり。戻ったところで同じ物が手に入る保証もありませんし。
あれですよ。いつも通り、わけのわからん事を回りくどくして余計とわけがわからんようになっておるわけですよ。そういう事よ。ですから、斜め読みを推奨いたします。激しく。愛しく。狂おしく。
終わるよ。
終わり。