ここ一ヶ月くらい、寝る前の読み聞かせは『セトウツミ』だった。
だいぶ昔に、会社の後輩から勧められてブックオフで大人買いした全8巻。
家にある漫画の再読ブームが来ていた私が読んでいたのを見て、小2の息子が興味を持ち、音読をせがまれたのが始まり。
今日ついに最終巻を読み終えた。
男子高校生の日常というか、基本的に河原で男子二人が会話してるシーンしかない漫画で、会話の巧みさとか漫才みたいな高等な掛け合いで笑わせてくれるとこが面白いんだけど、最後の急展開で胸がぎゅうっとなるすごい作品だ。
この最後のぎゅうってところで、なんと小2の我が子は「うぅ…」と堪えきれず号泣した。
びっくりした。
初期から難しい言葉も多くてたぶん全部は分かってないけど、「我々ゴリラは」とか絵しりとりのとこでは腹がよじれるくらい声出して笑ってて、寝る前のお楽しみタイムって感じだった漫画が、急にシリアスになって、でもそこに感情移入して泣いたんだよね。
ちゃんと理解してるんだなーという感動もあるけど、感情移入のスピードがまるで私っていう驚きよ。
明らかに対象年齢ではないけど、興味の赴くまま読んであげられてよかった。
お笑い漫画と侮るなかれ。
小2だと侮るなかれ。
というのを改めて実感。
あとセトウツミを読んでから、我が家に新しい遊びが生まれた。
「まるで●●の如く」甲子園。
作中で瀬戸と内海がやってる遊びなんだけど、小2男子とやるの面白いよ。
さて、次は何を読み聞かせようかな。