どこかにお出掛けはしたい。

でも人混みはいや。

丸一日は疲れる。

低コストで。

そんなわがままな願いを叶えたのが六角橋商店街である。


戦後の闇市のような、新宿ゴールデン街のような、狭くてボロい小さな商店街をお散歩。

写真はないよ。インスタ映えしないから。


缶ビール片手に、精肉店の焼き鳥を店の前のベンチで食べて、

その場に不似合いな若者向けっぽいアクセサリー屋さんで、店構え以上に不似合いなお兄さん(カラコン、坊主にキャップ、ピアス、ひげ、きっとタトゥーもあると思う)と雑談してバナナのヘアピンを買った。

「お姉さん用ですか?」と一応確認されたので「えぇ、私のです」と一応答えた。


それからこだわりの山元農園バナナを使った、バナナクレープ専門のクレープ屋さんでチョコバナナクレープとバナナヨーグルトベリーソースクレープを食べた。

いかにも脱サラっぽい愛想良くもなく悪くもなく接客向きでもなくしゃべり下手でもない普通の若めのおじさん店主によると、山元農園は日本人がエクアドルでやってる農園だから、産地としてはエクアドル。
山元農園推ししてるけど、エクアドルに行ったこともなければ山元さんに会ったこともないらしい。

ある意味勢いを感じる経営者だが、流行ってるようには見えないのが心配だ。でもバナナはおいしかった。クレープもおいしかった。やっぱりチョコバナナだよね。

イートインにしては店主と近過ぎるベンチで、隣のコーヒー豆の店で買ったホットコーヒーを持ち込み、盛大にこぼして服と床をコーヒーまみれにして軽く火傷したのは他でもない、夫だ。

優しい店主に謝りながら、「自分でもなぜこんなことになったのか分からない」と言い訳した夫のセリフは末代まで語り継ぎたい。

スラムではなく大通り沿いにあったメダカをメインで扱っている魚のペットショップには、ブラックダイヤというなの極上品のメダカが売られていた。
他にもいくつか極上品と書かれていたけど、7500円する小さい亀がかわいかった。なんとかマスクタートルだったかな。


とても心地よい過ごした方ができたと思う。

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帰り道  裸足で歩く  我が子かな