で、何がしたいの | Saishoku==彩色==

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今を見つめたい 今日この頃


ある人に言われた
「で、nemoneは何がしたいの?」
仕事を探しているという文脈でのこと

そういえば、何がしたいのかを考えていたこともあった、と思った。
なぜか過去形

そういえば、特にしたいことが思いつかなくなっていた
たぶん、何がしたいのかを考えなくなったから。
というのは、たぶん、やりたいことをやってるから。
そしたら、仕事もなんでもいいような気分になっていた
本当はそうでもないんだろうけど。
毎日通勤して、毎日顔をあわして、毎日する業務は、
なんでもいいってことはないはず。

私の場合、仕事ではないけど、
やりたいことをやっている人は、何をやりたいかなんて考えないのかなぁ、
などと思った。


話はかわりますが、レポート用に読んだ本


イメージ、それでもなお アウシュヴィッツからもぎ取られた四枚の写真/ジョルジュ・ディディ=ユベルマン

¥3,990
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テーマが重いのですが、
氏名不詳でアウシュヴィッツで亡くなった人が撮った写真がテーマです。

この写真が背後にあるたくさんの事実と記憶を
イメージとして限定してしまうので強調すべきでない という立場と

この写真がどんな思いで、そのように撮られて、誰の手をわたって
現代まで残されたかを考え、
映像という貴重な資料を排除すべきでない、という立場

があって、作者は2つめの立場で書いてあります。
そんな議論もあるんだ、という驚きもあるのですが、
イメージがもつ影響力を考えさせられる本です。

なぜなら、現代はイメージがあふれている、
自分で取りに行かないとイメージしか受け取れない時代だと思うから。
ぼーっとテレビを見ていると、たまに洗脳されている気分になります。
って、見なければいいんだけど。

今年は11月からクリスマスの飾りを出しました。


kurisumasu

今年の母の新作は手前にあるくるみ割り人形です。
サンタも、鈴も、ロウソクも1年に1つの母の作品
4個目になりました。