食堂かたつむり/小川 糸
¥1,365
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読んでいると料理の味が広がって
日々の中で隙間風のように入ってくる
様々な感情が、日常なだけにリアルな感覚で伝わってくる、
そんな本でした。
いいです。
食べることを大事にするって
生きてるって感じがする。
冷蔵庫に食べ物が多めにはいていると
訳もなく安心するのは動物だからでしょうね。。
私は買い置きというのが得意ではなく、
割と使い切りの人なので、
たまに冷蔵庫にたくさん食べ物をいれると
不思議な安心感に包まれる。
『大草原の小さな家』を思い出しました。
この本のアメリカの食べ物、特にグレービーソースってなんだろうとか、
いろんな布の肌触りってどんなだろうとか。
昔から触覚と味覚に興味があるのかも。
森美術館の 「アネット・メサジェ」
ぼーっと過ごすには良い感じでした。
ピノキオの鯨の体内と、人間の体内を表現したという
薄い赤い布に空気をはらませて
血が通っている体内にいるかのような
不思議な空間の部屋は気に入りました。