吉野の桜 | Saishoku==彩色==

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ことばをさがして

東京の開花が待ち遠しいですが、やっぱりこの季節楽しみなのは

昨年は念願の吉野の桜を見に行きました。
大学の時に3つ願いがかなったら、という1つが「吉野の桜を独占してながめる」
だったぐらい、見たかった場所です。

「幽玄」 でした
桜は桜なのですが、なんともいえない幽玄な雰囲気を感じます。
満開の花と花の間から光が差す風景などは、神々しさを感じ、
神が住んでるってあるかもしれない、と思ってしまいます。

そもそも起源ってなんだろうと、調べてみたところ
1300年前には、山々には神が宿るとされ、吉野は神仙の住む理想郷として認識されていたそうです。
のちに修験道の開祖と呼ばれる役小角(役行者)<*注>は、山上ヶ岳に深く分け入り、一千日の難行苦行の果てに憤怒の形相もおそろしい蔵王権現を感得し、その尊像こそ濁世の民衆を救うものだとして桜の木に刻み、これを山上ヶ岳と吉野山に祀ったとされています。
その後、役行者の神秘的な伝承と修験道が盛行するにつれて、本尊を刻んだ「桜」こそ「御神木」としてふさわしいとされ、またそれと同時に蔵王権現を本尊とする金峯山寺への参詣もさかんになり、御神木の献木という行為によって植え続けらた、そうです。
  
 *注: 役小角(えんのおづの、おづぬ、しょうかく)
 *さらに詳しく知りたい方はこちらへ 吉野町HP

この起源を知らなくっても体感できる「あやしさ」
吉野の桜に惹かれるのは、このせいかもしれません